リルコノ
2014/11/10 09:11

お鍋が美味しい季節がやってきた!体調に合わせてお鍋の味も変えてみない?

食べる&キレイ590 こんにちは。Lilconoライターのみさきなぎさです。
ハロウィンが過ぎると、いよいよ冬本番の気配がしてきましたね。
冬に食べたい料理の一つが「お鍋」。みなさんはもう食べましたか?
夏頃の記事で、体調に合わせたそうめんの薬味についてご紹介しましたが、今回は体調に合わせた「お鍋」バージョンをご紹介したいと思います。

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お鍋って優秀なんです!

鍋
みなさんはどんなお鍋が好きですか?
水炊き、海鮮、ちゃんこ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋、モツ鍋…など具材やスープも様々で連日食べても飽きませんよね。
作り方もシンプルで、使う道具も少なく済むので主婦にとっても助かります。
また、体も温まり、煮ることでお野菜もたっぷり食べられるので栄養面でもヘルシー料理と言えます。
そんな優秀な鍋料理を、さらに体に嬉しく頂くために体調や気分に合わせて味を選んでみましょう!

 

冷えた体を温める「牛肉と根菜のしゃぶしゃぶ鍋」

女性は特に末端冷え性で悩んでいる人が多いようです。
理由の一つに、体熱は筋肉の働きに関係しているので、筋肉が少ない女性は冷え性になりやすいのです。
もう一つは、体温調節を行っている自律神経の乱れによる場合もあります。
ストレスや更年期障害など原因は様々ですが、まずはバランスの良い栄養素を摂り、血行くを良くしていきましょう!

全身の血管に血液を送り込んで、血行をよくすることで体が温められますので、血行がよくなる食材を使います。
おすすめはネギ、生姜、にんにく、唐辛子など薬味と呼ばれるものです。
また、かぼちゃ、ごぼう、にんじんなど根菜類も良いとされています。
そして牛肉でたんぱく質を補います。

牛薄切り肉とピーラーで薄く削った根菜類を、摩り下ろした生姜湯にしゃぶしゃぶして頂きます。
付けダレはポン酢でも胡麻ダレでもいいですが、薬味に刻んだネギや七味を加えましょう。

 

肌の乾燥が気になる人は「鶏手羽の豆乳鍋」

肌のハリツヤに必要なのはコラーゲンによって保たれています。
それと同時にビタミンA、ビタミンB2・B6、Eも肌の潤いを保ったり、ターンオーバーを促し美肌には欠かせない栄養素です。
また、コラーゲンの生成を助けるビタミンCも一緒に摂ると理想的な美肌鍋になります。

そこでおすすめは「鶏手羽の豆乳鍋」です。
鶏ガラだしのスープに豆乳と塩こしょう又は醤油などで味を整えた、コクのある鍋です。
女性ホルモンで有名なイソフラボンは豆乳にたっぷり含まれているので、女子会の鍋パーティーでは定番のようですね。
豆乳にはイソフラボンの他、アンチエイジングに効果的なビタミンEも豊富です。
鶏手羽にはコラーゲンやビタミンAが多く含まれています。
春菊や白菜をプラスしてビタミンCもしっかり一緒に摂りましょう。

 

寝つきを良くしてぐっすり寝たい人は「レタスのミルク鍋」

疲れているのになかなか眠れない。
眠りが浅く疲れが取れない。
など、上手に快眠できている大人女子は少ないようです。

そこで嬉しいのが快眠鍋と呼びたい「レタスのミルク鍋」!
牛乳には、快眠を促すホルモンのメラトニンを作るのに欠かせない栄養素のトリプトファンとカルシウムが含まれています。
夜中にホットミルクを飲む方もいますよね。
これを鍋にすると、スープシチューのようでとっても美味しいです。
カルシウムは精神を安定させる働きもあるので、リラックス効果も期待できます。
そして、レタスには催眠効果があることはご存知ですか?
レタスを千切ると白い液が出てきます。このラクッコピコリンという成分が精神を安定させたり催眠に効果があります。
ピーターラビットの絵本の中で、うさぎがレタスを食べて眠ってしまうという場面があるので、昔から知られていたようですね。

 

疲れを取りたいときは「豚キムチ鍋」

豚肉とキムチは相性抜群なので、お鍋の定番ですね。
美味しいだけじゃなく、スタミナアップ、疲労回復にぴったりの鍋なんです。
豚肉の代表的な栄養素がビタミンB1です。これは疲労回復や神経の働きに大きく役立っています。
ビタミンB1はにんにくに含まれるアリシンと結合すると、アリチアミンという物質に変わり、疲労回復効果がアップするんです。
キムチにはにんにくが使われているので栄養面でも相性抜群です。

そして、キムチのスタミナ増進成分は目を見張るものがあります!
タウリン、アスパラギン酸、ニコチン酸を含んでいて、エネルギー代謝を促進させたり、体力増進などに役立っています。
キムチは発酵食品なので腸内環境にもいいですし、唐辛子やしょうがなど薬味もたくさん使用されているので体を温める効果もあります。

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なんだか鍋が食べたくなってきました!
鍋のバリエーションが増えると、自然に食べる食品の数も増えるので、それと同時に多くの栄養素も摂れます。
バランスの良い食事を意識するのが苦手な方は、毎日違った鍋を食べてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

みさき なぎさ
みさき なぎさ
ヘルシー、セーフティー、ハッピーな食卓をもっとうに
活躍している料理研究家。

さまざまな飲食業界で活躍後、料理教室の講師に。
レッスンの他、レシピ開発、料理や栄養素関連の教科書、
フードコラムなどの執筆に携わる。
出産を機に、フリーライターとしても活躍。

保有資格は、栄養士、雑穀マイスター、ベジフルアドバイザー
と食専門な私ですが、こちらでは、ミーハーで
人生奮闘中の一女性として、さまざまな情報を綴りたいと思います。
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