リルコノ
2014/06/14 14:06

国が変われば結婚観も変わる 知られざるスウェーデンの結婚事情

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こんにちは。Lilcono(リルコノ)ライターのshihoです。

6月と言えばジューンブライド。

5年ほど前から脅しのように聞かされてきた「25歳を過ぎたら皆一気に結婚をしていく」説。

はい。噂通りでした!たくさんの友達から結婚式に招待してもらったり、中にはママになる/なったなんて人もここ1,2年で急激に増えました。

次に帰国した際には友達のお祝い回りで忙しくなりそうです。

そんな私ですが、実はまだ結婚していません。
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え?では何で私はスウェーデンのVISAを取得し今スウェーデンに住めているのか?不思議に思った方も多いはずです。

実はスウェーデンの結婚に対する仕組みってとても変わっているんです。

今回はそんなスウェーデンの日本ではちょっと珍しい結婚のかたちをご紹介します。

 



日本では存在しないサンボ制度


サンボと言う言葉を初めて聞いた方も多いかと思います。

サンボはスウェーデンではごく普通に使われる男女の関係性の呼び名です。私も今現在彼とは、このサンボの関係にあります。

では、具体的にこのサンボとは何なのかをご説明します。

サンボとは直訳すると同じ家に住むパートナーを意味しています。

要は同棲です。スウェーデンではサンボの関係は事実婚のようなもの。

そして、それは法律上も家族として守られるんです。
戸籍や扶養家族の制度が無いスウェーデンでは多くのカップルがこのサンボ制度を利用して生活しています。

また財産の管理を個人で行えるサンボ制度の場合は、残念ながら別れることになった時は財産分与の問題などもなく、言い方は悪いですが別れるのが簡単になります。

逆に、サンボの関係で例えば家を共同で購入したが別れる。
なんて時は面倒になるようです。

良いか悪いか、スウェーデン人の人々は耐える結婚生活は送らないというのが特徴です。

サンボの関係で子供を育て一生を過ごすカップルもたくさんいますし、それがごく当たり前な国です。

しかし、多くのカップルがこのサンボの関係からスタートしてお互いを知り2人で将来やっていけるかを確かめたうえ、正式に結婚をするというパターンも多いです。

ちょっと日本人としては理解に難しい部分もあるこの制度ですが、こんな国もあるんだな。と思っていただけたらと思います。

 

セルボと言う言葉もあるんです


今度は何だ!?と頭が混乱してしまいそうですね。

セルボとは家族関係のカップル(つまり夫婦です)なのですが、一緒に住んでおらずお互いに別々の住居を所有して住んでいる夫婦のことを言います。

日本語だと週末婚が最も近いでしょうか?
夫婦なのに一緒に住まないとはどういうことだ!?と思いますよね。

もちろん夫婦によっていきさつはバラバラです。はっきりコレが原因とも言いにくいですが、スウェーデンは土地の広さや人口に対して家やアパートの数に余裕が無いのが現状です。

ですから、ここスウェーデン特にストックホルムで住居を確保することはとても大変なことなんです。

したがって、お互い家やアパートを所有している同士のカップルが夫婦になろうとなった場合、このセルボの制度を使って生活していると言うパターンが多い気がします。

もちろんちゃんと愛はありますし、法律上でもしっかり家族として守られています。

いかがでしたか?
頭が混乱してしまった方も多いはずです。

国によって制度や考えも大きく違うので国際カップルは本当に苦労の連続です。

国際恋愛中の方で結婚を考えている方は、早めに彼に母国の結婚制度を聞いたり自分で調ておくことを絶対にオススメします。

特に私の住むスウェーデンでは、結婚の形式に対しての思いが日本と比べてかなりドライです。

結婚と言う建て前に囚われるのではなく人生のパートナーと心地よい生活を過ごしたいということを重視しているようです。

そんな私は、今はサンボとして生活をしていますが私はあくまでも日本人女性なので(笑)

しっかり日本のスタイルで入籍と結婚のステップを踏むつもりでいますし彼もそれをしっかり理解しています。

近いうちに嬉しいご報告ができることを思っています。



もっとスウェーデン男子のことを知りたいなら!

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イケメンの国♡スウェーデン特集【Lilconoまとめ】

この記事を書いた人

shiho
shiho
スウェーデン在住。
海外に住むなど全く予想していなかった20代前半は埼玉で普通のOL暮らし。

ある時日本で突然知り合ったスウェーデン人の彼の影響で言葉も話せないのに(英語も×、、、。)移住を決意。
現在スウェーデン語を勉強中。
3年の同棲生活を経て国際結婚となるが大変なことも多い。

新しく出会う人々は個性的な人ばかり!!
刺激的でワクワクすること、人と交流することが大好きな私にはピッタリの人生です。

多国籍の友人ができたことから、世界の色々な面白い話題も発信できたらと思います。
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