リルコノ
2014/04/24 09:04

本場米国ではどこの家庭にもある日常使いのおしゃれな食器Collereコレールって?

海外で見つけた気になるアイテムをご紹介しましょう。
Lilcono(リルコノ)ライターのるぃです。

米国の家庭でよく見かける強化ガラス製の食器「コレール」。

ガラスは砂や鉱物などの無機物でできているため、
有機物である環境ホルモンなどが含まれておらず、
強化ガラスなので割れにくいというこの食器。

軽くて丈夫で使い勝手がよく米国ではスーパーのウォルマート等で
必ずといっていいほど入手できるコレール食器は日本でも愛好家が居るほど。

お子さんや、小さな姪っ子甥っ子のいらっしゃる方はご存知かも知れませんが、
よく売られているプラスチック製の子供用食器、
有害物質ホルムアルデヒドが検出されて回収騒ぎに・・・なんてこともありました。

子供には、少々高くても安全な食器を使いたいと思うことは
自然なことではないでしょうか。

 
 

食器の新しい形 : 強化ガラス

コレールは、3種類の膨張率の異なるガラスを積層し、
引張応力(ガラスが割れる原因となる力)と
圧縮応力(縮もうとする力)が互いに打ち消し合うことにより、
通常のガラスや陶磁器製品よりも強い特性を持たせている食器シリーズ。

とはいえ、ガラス製には変わりないので、
決して割れたり欠けたりしないわけではありません。

高いところから落としたり、硬いものにぶつけたりと
大きな衝撃をで割れることはあります。

が、圧力を加え耐久を何倍かに強化しているために陶器や普通のガラスのように、
すぐにヒビが入ったりするような弱い食器ではないのです。
その強度から米国での需要はかなり高く毎日使いの食器として愛用されています。

耐熱温度も高く、熱に強いので電子レンジやオーブンでも使用できますし
食器洗い乾燥機での使用も問題ありません。

見た目にも陶器の食器のようで、でも陶器食器ほど重くなく、
プラスチック食器のように軽く安い見た目を与えず、油汚れもすっきり落ち、
カレーやスープなどの色移りもありません。

コレールの良いところは、丈夫で使いやすいのはもちろんのこと、
食器自体が薄くて均一な厚みで作られてところ。

陶磁器に比べて軽く、薄いし、糸底(お皿の底にある、
ろくろから切り離したところ)がないので食器棚の中で場所を取らず、
軽くて持ち運びも楽。

ただし、短所としてその薄さのために熱が伝わりやすく、
すぐにお皿が熱くなるので気をつけなければいけません。

さらに念頭においておかないといけないのは、
その強度が衝撃を内部に留める構造の結果、
割れたときに破片が広範囲に飛散する可能性があるということです。

ですので扱いはやはりプラスチック食器と同じというわけにはいかないですが、
米国に住む友人も12年使用していて割れたことがないと言います。


 

選任デザイナーによるデザイン性の高さ

専任のデザイナーが毎年新しいモチーフの開発をし、
食事の場をスタイリッシュに演出しています。

プロバンスを思わせるデザインや、かわいいイラストがポイントになったもの、
お皿にのせるお料理を邪魔しないふちをぐるりと巻くデザインも植物柄だけでなく
シックなデザインのものもあり年齢性別問わず、インテリアの一部としても一役買ってくれます。

ピンクの桜柄や、墨で書いたような牡丹柄もあり、
なるほど世界各国で愛され続ける実力派食器なわけです。


その優秀さゆえ一度使えば手放せなくなる。

実は日本にも根強いファンがたくさんいます。
日本ではまだまだ入手し難いアイテムですが機能性とデザイン性を兼ね備えた優れもの。
もし見かけることがあれば手にしてみてください。

  

この記事を書いた人

るぃ・ベジェン
るぃ・ベジェン
英語科卒。百貨店と貿易物流会社を経て、カナダ・バンクーバーにてマーケティングとギャラリーマネージャーを経験。
帰国後、某大手企業にて翻訳/通訳/事務を通して日本と米国を行き来。
Foodieとしてレストランやカフェに通うと共にアラサーの体をいたわりホームクッキングにも精を出している。
安くて良いものを探す関西人魂は海外でも健在。海外から様々な切り口でライフスタイルを執筆。
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