大人女子のスタイルアップマガジン

日本画に描かれる美人さながらの、つややかで、なめらかな髪にあこがれます。
生まれつきの肌理のこまかさや色が決め手になる肌にくらべれば、髪は、お手入れ次第で美しくなるパーツだといえるでしょう。
特に大切なのは朝晩のブラッシング。豚毛や、猪毛で作られたブラシを使用される方が多いと思いますが、少しだけ奮発して「柘植（ツゲ）の櫛」を使ってみませんか?

柘植櫛のメリットとは?

粘着性があり、しっとりとした木材である「柘植」は、日本人の髪質と相性が抜群です。
静電気がおきにくく、髪をとかすたびに、わずかずつ、櫛の歯が削れてくることにより、愛用者の髪質になじみ、極上の梳き心地が実現します。
そして長く使い込むうちに、髪の持つ自然な油分が木に伝わり、美しくあめ色に変化してくるのも嬉しいですね。
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どこで売っているの?

薩摩柘植で有名な鹿児島や、舞妓さんの街である京都などで入手することができます。
旅行に行った際にでも、工房や専門店に足を運んでみると良いでしょう。
他にも、デパートの物産展や、最近ではインターネットでも購入できるようになりました。

どんなタイプを選べば良いの?

目の粗いタイプや、細かい櫛など、たくさんの種類があります。まずは、ひとつ持つとすれば、どれがおすすめでしょうか。
ロングヘアの方、もしくは硬く多い髪質の方なら、比較的、大ぶりで粗い目のものが良いでしょう。
反対に、細く少ない髪に悩んでいるのであれば、しっかりと目の詰まった小さめの櫛が使い勝手が良いと言われています。
もしも予算にゆとりがあれば、粗歯と細歯の二本使いがベストです。
おおまかな髪のもつれを粗い櫛でほぐして、仕上げは細歯で行うと、地肌に負担がかからず、サラサラの状態をキープできますから。

櫛は、折れない限り一生物。使い込むたびに、木目も髪も艶が増すので愛着がわきます。

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