甘酒は「夏」の季語。という話は、最近メジャーになりました。
「飲む点滴」と呼ばれて、美容と健康のために愛されています。
今回はしっとりと、口当たりが良くて美白効果や、夏バテ予防も期待できる、甘酒の魅力にせまりました。
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なぜ、甘酒を夏に飲むのか?
暑いさかりに、甘酒が栄養ドリンクとして、全国に広まったのは、江戸時代のことです。当時は、現代の暮らしとはことなり、クーラーや、冷蔵庫がありません。
そんな蒸し暑い夜は、わずかひと晩で、甕に仕込んだ米糀が発酵して、スペシャルドリンクに変わります。
しかし、衛生環境も、決して良いとはいえないため、じめじめとした日や日照りの日が続くと、飢饉や疫病が発生してしまいます。高温多湿が続く時期になると、わが身を守るのが精一杯で、人々は、遊ぶどころではありません。
そんな憂鬱な時に、天然のブドウ糖や、必須アミノ酸を豊富にふくむ、甘酒は、おそろしい季節を乗り切るために、必要な栄養素がつまった、ありがたい飲み物でだったのです。
夏の疲れを、やさしく癒しながら、深い味わいも感じられる飲み物は、小さなこどもから、お年寄りまで、愛されたのですね。
味が苦手な方は
「あの特有の甘さが、ベタベタとして受けつけない」という方は、白米ではなく、玄米で作られた甘酒を選ぶと、ほっこりとした大人の味を楽しむことができます。牛乳や調整豆乳で希釈すると、和洋折衷ともいえる、新鮮でまろやかな風味が味わえます。ほかに、味噌汁の隠し味としても利用することができます。
また、食事のあとで、何だか物足りないといった時や、小腹が空いたときの夜食などにも適していると言えるでしょう。
強い空調で、冷えた体や、乾燥しがちな皮膚を、なめらかにたもつために、昔ながらの甘酒はいかがですか?
この記事を書いた人
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82年岡山県玉野市生まれ。同市在住。歌誌「短歌人」に出詠中。
新聞・雑誌の読者投稿を経て、2014年から、ライターとして活動開始。
短歌実作の話をすると、某読者様に「与謝野晶子みたい」と言われました。しかし、作品ではなく、外見のことだ判明して撃沈。以来、自称ニューハーフ顔だと信じこみ、たくましい髪質と骨格を、カバーしながらも、生かす美容と、ファンションを研究中です。
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