リルコノ
2015/07/21 07:07

駆け出しアクアリスト達へ!初心者にこそ必須のコケ取り生体3選

こんにちは、Lilcono(リルコノ)ライターの日高なつです。

さて、以前の記事で少しでもアクアリウムに興味をもっていただけたでしょうか。ここから更に踏み込んだ話題に入ってみたいと思います。
実際にアクアリウムをはじめてみた!けど、なんだかうまくいかない…っていうかコケがすごい繁殖してる!どうしよう!?

…これ、本当によくあります。
度々大繁殖を繰り返すコケとそれに対抗するアクアリストとの戦いは、アクアリウムが始まってから延々と続いている百年戦争です。
コケの大繁殖に出会わずしてアクアリストを語るべからずです。


実はコケの大繁殖も決して悪いことばかりではありません
コケが繁殖するということは、水槽の状態が良い方向に向かっているということ。
栄養豊富で環境の良い水槽内で増えてきた、というのがコケ繁殖状態の今の水槽内ということなのです。
なので、コケに好まれるだけの水槽が作れたことを、素直に誇ってください。

とはいえ、せっかくきれいに作った水槽内でコケたちを放置するわけにはいきませんよね。
そこで今回は、コケ取りに有効な初心者向けコケ取り生体を3種、ご紹介したいと思います。

Sponsored Link

貝類

ポピュラーなのは、石巻貝、サザエ石巻貝あたりかと思います。
とはいえ、フネアマ貝などもなかなかに強力なコケ取り生体です。
体も一回りは大きく、コケ取り能力も他の貝よりも高いですが、見た目の可愛さでいうと私個人としてはサザエ石巻貝がオススメです。
水槽のサイズによって、導入する数を店員さんに相談して決めましょう。
他のコケ取り生体と一緒に導入するようであれば、さほど多く入れなくてもコケの大繁殖は抑えられる筈です。


熱帯魚

熱帯魚系では、オトシンクルス、オトシンネグロがメジャー所です。
若干、水質変化に敏感ですが、比較的丈夫で水草表面のコケも独特な形の口でもしゃもしゃと食べてくれます。
ついでにいうと、水草の食害だって心配無用。
(※中には水草も食べてしまう生体がいます…)
水面に油膜が発生してしまっている場合は、ブラックモーリーを導入してみてもいいかもしれません。
ですが、ブラックモーリーはオトシンよりも大きくなりますし、非常に大食漢です。
水草まで食べてしまう可能性がありますので、導入する場合は慎重に検討してください。


エビ類


ant0013-004

貝類並みに…というか一番オススメなのが、エビ類です。
正直申し上げますと、私の中で一番オススメなコケ取り生体はエビです。
水槽壁面のコケ相手となりますと、貝類に軍配が上がりますが、それ以外ではエビが最強のコケ取り生体といえます。
有名なのは、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビの二種。

ヤマトは大きくコケ取り能力も高いですが、その分食事量が足りないと水草まで食べてしまいます。が、能力は高いのでコケが大繁殖している水槽にはオススメです。
一方ミナミの方はヤマトより一回り以上小さく、1匹あたりのコケ取り能力もさほど高くはありません。
…が、数を多く投入することでその能力不足は補えますし、何より水槽内で自家繁殖してくれるので、コスト面で非常に助かります。
ヤマトヌマエビは汽水環境で繁殖する為、環境を整えないと繁殖することはないのですが、ミナミヌマエビの方は容易に繁殖できるのです。

そう言う意味では、ミナミヌマエビを大量に水槽に導入しておけばとりあえずは安心、という気持ちが筆者の中にはあります(笑)

注意点は、ヤマトもミナミも水質に敏感、かつ水温の上昇に非常に弱いことです。
飼育経験からくる実体験としまして、30度がデッドラインです。
可能な限り、春夏秋冬、水温は28度をキープしてあげましょう。


まとめ


いかがでしたでしょうか。

一度環境が整ってしまえば、アクアリウムは基本的に放置状態で楽しめる素敵な趣味です。
逆説的に言うと、その環境を整えるまでが大変なのですが、その苦労もまた楽しみの一つです。

キレイな熱帯魚目当てではじめたら意外と別のものにハマってしまう…というのも、楽しいアクシデントのひとつだと私は考えています。

私自身は、水草主体ではじめたつもりが、今ではミナミヌマエビを楽しみに水槽をやっているようなものです。

少しでも興味が湧いたら、是非、コケ取り生体にも目を向けつつ、アクアリウムにチャレンジしてみてください。

この記事を書いた人

日高なつ
日高なつ
以前は某技術職をしていたが終電&タクシー帰宅の生活に体力の限界を感じ、転職。
現在はほぼ定時退社、帰宅したらペットに癒されつつガーデニング、アクアリウム、オタク趣味、小説執筆に精を出す日々。
Lilconoでは動物のことや、女子のお役立ち情報等も語らせていただくかと思います。
Sponsored Link

こちらの記事も人気です。

Sponsored Link