こんにちは、Lilcono(リルコノ)ライターのmiho +です。
千葉県内房総。
浜金谷駅から徒歩5分の場所に、わたしの大好きな場所があります。
画像出典:http://kanayabase.com/
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夕方になると辺り一帯が、もはや言葉では表現しつくせない無数の色で染まる。
海も、空も、緑も。
こんなまたとない瞬間に出会える町にあるスポットが、今まで取材してきた中でももっとも思い出深い場所のひとつ、KANAYA BASEです。
今日は、この楽園をご紹介したいと思います。
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だからKANAYA BASEに行こう①
大人女子をワクワクさせる仕掛けがいっぱい!はじめての方はきっと、「KANAYA BASEってなに?」って思いますよね。
オープンは2年前の夏。元ホテルをリノベーションして作った“海の見えるアトリエ”です。でも、“アトリエ”とは言っても誰でもいつでも入場可&そして無料。
ひと言で言うなら、いわゆるソーシャルスペース。地域活性やエコにアンテナの高い30歳前後の大人たちの間で話題の、今どんどんファンが増えつつあるスポットです。
画像出典:http://kanayabase.com/
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中学校、図書館さえない金谷の町に、唯一の図書スペースを作ったのもここ。
多彩な本に親しみに、そしてKANAYA BASEのみんなに触れに、大人たちだけじゃなく町の子どもたちも日常的に集まっています。
画像出典:http://kanayabase.com/
中は、昔のホテルらしい雰囲気がありつつも、KANAYA BASEらしいポップなテイスト。
画像出典:http://kanayabase.com/
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館内には金谷の町の人たちの作品や、KANAYA BASEに移ってきた人のアートもあって、端から端まで地上から最上階までくまなくまわれば、まるで探検気分です。
「海だ〜!」と歓声をあげて外に出れば、すぐそば、足元には海を眺める3人組が。
画像出典:http://kanayabase.com/
こちらはKANAYA BASEを拠点に活動するアーティスト・榎本恵花さんの彫刻作品。最初にこれを見つけたときは、あまりにもリアルなのがかえって愛らしくって、なんだかくすりと笑えました。
だからKANAYA BASEに行こう②
大人が本気で笑える遊びが無限にある!こんな感じの場所だから、もちろんいつ行っても楽しい。
でも、イベントだったならもっと楽しい!
画像出典:http://kanayabase.com/
画像出典:http://kanayabase.com/
流木アートの制作を体験できるワークショップやレジャーシート作りなど、週ごと異なる企画が毎週末開催されています。
そういえばわたしがこの地に惚れ込んだのも、「金谷の町に桜の苗木を植えよう」というKANAYA BASEのイベントに訪れたのがきっかけでした。
町の人とKANAYA BASEのみんな。
海と空。
自然と人。
そのイベントが佳境を迎えるころ、いわゆる“社会”では対極に位置づけられることもあるものたちすべてが、まあるい空気で包まれているような気がしたのを、今でも色濃くおぼえています。
「平和という言葉が見えたなら、それは丸の形をしているのかもしれない」とか思いながら、少しだけ湾曲する水平線をぼんやり眺めた。
もちろん、参加型だけでなくみずから企画するのもOK!
画像出典:http://kanayabase.com/
レンタルスペースとしても使えるし、地元の食材や機材を用意してくれる“ほぼ手ぶら”なバーベキューもできます。
そして8月にはKANAYA BASEの2周年記念イベントも!
おなじみの多彩なワークショップに盆踊り、そして落語と、半日の間にめまぐるしい企画の数々が開催予定。
詳細やタイムスケジュールはHPをチェックしてみて。
だからKANAYA BASEに行こう③
道のりも楽しい! 東京湾上を一直線に渡ろう東京からKANAYA BASEに行く手段はいろいろあります。
車や電車なら、2時間ちょっと。高速道路を使ったなら銀座から1時間弱で到着。窓外に広がるのどかな田園や山の風景を眺めるゆっくりとした時間も、小旅行の楽しみを盛り上げてくれますね。
あるいは都内から木更津駅までを結ぶ直行バスを使う手段も。こちらなら停車する回数が少なく、自分時間を楽しめる。
でも、なんと言ってもおすすめは東京湾フェリー!
画像出典:http://www.tokyowanferry.com/
久里浜から乗船して、東京湾を渡りまっすぐ千葉・房総へ。
潮風を感じつつどこまでも続きそうな海を眺めたなら、気忙しさも、心でつかえていたことさえ、ちっぽけなことに思えてくるから不思議。
* * *
このKANAYA BASEが今年いっぱいで閉鎖されるとのお知らせをいただいたのは、つい数ヶ月前でした。
自然も。
地域活性への希望も。
地元としっかり根付いているところも。
すごく、すごく、大好きだったけど、
わたしが惚れ込んだ理由はひとえに、この場所に集まった人たちが輝いて見えたからでした。
個々人で向かっているところや大切にするものは全く異なるのに、笑い合ったり尊重しあったりできるところ。
語りたくなるなにかが、この場所ではみんなの中に宿ってしまうこと。
西に沈む真っ赤な光に照らされてそんな人たちに触れ合って、
地球で起こっているいろんなことを思い出しながら、それでも日々は美しい以外のなにものでもないと思った。
あと半年。そんなまあるい奇跡に導く房総の楽園で、より多くの輝きが生まれることを願ってやみません。
KANAYA BASE HP:http://kanayabase.com/
この記事を書いた人
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女性誌の編集から現在はフリーの編集/ライターとして活動。
女性誌時代には、取材300回(もっとかな?)、離島取材4回、
シェフから俳優までインタビューは50本以上。
・・・それでも緊張やウッカリの抜けないおとぼけキャラです。
モットーは「見えないものを大切に」きっと誰もがもっている、
日々の中に潜んだタカラモノが見つかるよう、日常を彩るヒントをお届けします。
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