「将来、英語を使ったお仕事がしたい!」そう思う方はTOEIC(Test for International Communication=国際コミュニケーションのための英語力測定試験)を受験される方が多いかと思います。
英語力を要する日本の求人募集にはだいたい「TOEIC○○点以上」と記載されているのをよく見ますよね。
しかし、TOEICはアジア圏では有名なものの、北米やオセアニアでは意外と知られていないってご存知でしたか? そのため、TOEICは海外では英語力の証明になりづらいのです。
そこで、将来海外で就職したい、あるいは移住したいという目標をお持ちの方にオススメしたいのが「IELTS」。
IELTSとは?
IELTS(アイエルツ=International English Language Testing System)とは、留学や移住目的のために世界で290万人を超える人が受験している英語能力テストです。全世界で一万以上の教育、国際機関、企業が認定しています。そのためIELTSは世界で活躍したい人のための英語力測定テストと言えるでしょう。Sponsored Link
特にイギリス、オーストラリア、カナダなど、日本人がワーキングホリデービザを取得できる国への海外移住申請に最適なテストとも言われています。
TOEICはマークシートのみのテストですが、IELTSは4つのセクション(Writing, Listening, Reading and Speaking)に分かれていて、テストはトータルで約2時間45分ほど。日本人が特に苦手と言われているSpeakingテストはFace to Faceで行われるためTOEICとは違い、普段からスピーキングの練習をしなくてはいけないということもポイントです。
IELTSには二つ種類があるので、ここで解説。
ジェネラル
ジェネラルはアカデミックよりも簡単で一般的なテスト。英語圏でスポンサーしてくれる企業を探す際や、英語力を就職先の企業に提出するため、研修を受けるため、またオーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請のためなどに必要になるテストです。しかし、ジェネラルは学業では証明にならないので、大学などに進学を考えている方は間違えてジェネラルを受けないようにしましょう。
アカデミック
ジェネラルよりも難しいと言われているテスト。英語で授業を行う大学や専門学校、大学院に入学するために必要になるテストです。また、英語圏で看護師や医師登録申請をしたい方もアカデミックのスコアが必要になります。
IELTSに興味がある、でもどうやって勉強すればいいかわからない!という人のために実際にIELTS専攻クラスに通っていた私が先生からオススメされたウェブサイトをご紹介します。
①engVid(https://www.engvid.com/)
IELTSだけでなくビギナーレベルからの授業動画が詰まったサイト。無料でビデオレッスンが受けられます。動画の後には、動画の内容をおさらいする簡単なチェックテストも設置されており、自分自身で英語を勉強できます。
②IELTS Liz(http://ieltsliz.com/)
こちらはIELTS専門サイト。現役の英語の先生エリザベス(通称;リズ)さんのブログです。彼女は16年以上もイギリスで英語を教えていて、そして約9年前からはIELTSに特化して授業を行なっているそうです。
IELTSではイギリス英語が使用されているため、彼女の聴きやすいイギリス英語はとても勉強に役立ちます。日本は基本アメリカ英語で授業を受けている方が多いのですが、IELTSを受けてみたい方は彼女のブログでイギリス英語のリスニング力を鍛えてみて下さい。
前述した通り、IELTSは日本でも徐々に知名度が上がってきています。もしかしたら将来TOEICに並び、日本でも自分の英語力の証明書になるかもしれません。もし興味を持った方はぜひチャレンジして見てくださいね!
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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