こんにちは。Lilcono(リルコノ)ライターの鈴木佳恵です。
SNSが一般化してずいぶん経ちますね。皆さんも使用されていますか?
Facebook、Twitter、mixi…。
恋人や友達がどこで何をしているか、何を考えているか…。
すぐわかるとっても便利なサービスですね。
私自身も自身で開催するイベントの告知を行うなど
Facebookを頻繁に活用しています。
でも、実は私自身、苦手だなあ、使いこなせてないなあと思うことがしょっちゅう。
一人寂しい時にのぞくと、人々の楽しそうな様子がアップされていて疎外感を持ったり
自分の投稿したものに「いいね!」が幾つついたか
気になってアクセスしてしまったり…。
いわゆる「SNS疲れ」ですよね。
そんなときに読みたい絵本が今回ご紹介する「大草原の小さな家」。
自然の圧倒的な力と人との「絆」の大切さを思い出させてくれる
素敵な素敵な一冊です。
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主人公である少女ローラは家族と新天地を見つける旅に出る
森や野原がすっかり少なくなってしまった街に憂いたローラ家族。
理想の土地を探し暮らすべく大草原へと移住する決意をします。
果てなく続く草原の中、馬車を走らせますが
大きく深い川が邪魔をしたり、夜は狼の遠吠えが聞こえたり…。
幼い少女であるローラの心は不安でいっぱい。
そんな中でも両親や姉妹、頼もしい番犬ジャックが心の支えとなってくれます。
家族や隣人の協力を得ての土台からの家づくり
ようやく念願の土地を見つけたローラと家族。父さんは毎日森に出て木を切り倒し家の土台を作っていきます。
しかし家づくりの途中で母さんが丸太で怪我を負ってしまう出来事が。
そんな時も川の向こうに住むエドワーズさんがお手伝いに来てくれ
立派な家がたちまち完成するのです。
ローラはもう、狼の群れもちっとも怖くありません。
ローラは実在の人物で物語は本当のお話し
この後もローラ家族はマラリア熱にかかったり、大草原が大火事になったり…。様様な困難に襲われます。
しかしその度に家族と隣人たちの協力でピンチを乗り切るのです。
実はこの物語は100年ほど前に起こった本当のストーリー。
主人公ローラが大人になってから素晴らしい暮らしを思い出して書いたものなのです。
「大草原の小さな家」の他にもローラの生活を描いた
「シルバー・レイクの岸部で」「大草原の小さな町」「この楽しき日々」など
合計9冊の著書があります。
自然の中で生きる力強い人間の本来の姿が描かれる
子供の時に読んだ時は、冒険活劇としての側面にドキドキハラハラしましたが
今あらためて読むと、人間も自然の一部であるという作者の強いメッセージを感じます。
家族・隣人・ペット、そして一から食物を育て食べる喜び…。
人間の本来のあるべき姿がそこにはあります。
文明が進み便利なような不便なような…。そんな「SNS疲れ」。
現代に疲れ立ち止まってしまった時に是非読んで頂きたい一冊です。
この記事を書いた人
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フリーランスライター。千葉県在住の30歳B型。小学生から不登校となり本と映画だけが友達という生粋のお一人様。
広告代理店に勤務後フリーに転身。若い女性に向けた美容・ファッション・健康のコラムを得意とする一方、作詞も手掛ける。
無類の子供好きで絵本を出版することが最終目標。
休みの日は古本屋・アンティークショップ巡りをしたり、ペットのうさぎと遊んだりと、のんびり生活中。
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