リルコノ
2014/08/29 09:08

笑いと感動をありがとう!ロビン・ウィリアムズ特集

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みなさん、こんにちは。Lilcono(リルコノ)根暗ライターの鈴木です。
世界だけでなく日本を駆け巡ったロビン・ウィリアムズの訃報。
幼いときから親しみのあった俳優さんでしたので私も大変驚きました。
懐かしい思い出と共にロビン・ウィリアムズの映画を振り返ってみたいと思います。

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瞬発力のあるコメディ演技に釘づけ!「ミセス・ダウト」「ジュマンジ」



私が初めてロビン・ウィリアムズの主演作品に出会ったのは小学生高学年のとき。
作品は「ミセス・ダウト」でした。
「ミセス・ダウト」は失業し離婚の危機に陥った主人公が
家政婦「ミセス・ダウトファイアー」として自分の家庭に入り込み
子供たちや妻との縁をなんとか繋ぎとめようとするハートフル・コメディ。
ロビン・ウィリアムズはもちろん男性なので、全編女装姿。
でも、こんなオバさんいるいる!と思わず頷いてしまうのです。
バスの運転手にすね毛を見られ誤魔化しニヤリとするシーンには妹と一緒に抱腹絶倒。
冗談抜きに5回くらいは見たと思いますよ。



そしてスゴロクの世界が現実になるという「ジュマンジ」。
これは当時まだ珍しかったCG技術を積極的に取り入れた作品で
街中で象やライオンといった獣が走る姿だけで
子供の私は度胆を抜かれてしまいました。
ロビン・ウィリアムズはスゴロクの世界に閉じ込められてしまった少年が
そのまま大人になったという役どころで
無邪気な演技に私も一緒に驚いたり笑ったり。
未だにVHSでビデオを持っている作品の一つです。

 

詞的な演技で幅を見せつけた「今を生きる」「グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~」

それまで「コメディアン」としての認識を持っていましたがそれが変わったのは
中学生のときに見た「今を生きる」です。


当時、イジメから不登校に陥り映画と本だけが
生きがいだった私の思い出深い作品です。
あ!これもVHSビデオあります(笑)
名門校で型破りな教師を演じるロビン・ウィリアムズ。
彼は赴任初日から生徒達に
教科書をやぶれ!人生にこんなものは役に立たない!と指導をします。
そんな先生に戸惑いを覚えながらも次第に影響を受けていく生徒達。
しかし、予想外の悲劇を彼ら襲う…。
こんな先生がいたならいいのに、そうしたなら学校に行けたかも?とすら思いました。
ラストシーン、ロビン・ウィリアムズが寂しげに微笑む姿が印象的です。



そしてアカデミー賞助演男優賞を受賞した「グッド・ウィル・ハンティング」です。
ロビン・ウィリアムズはここでは心に傷を受けた心理学者という繊細な役でした。
天才的な知能を持ちながらそれを発揮できないウィル(マット・デイモン)
と反発しあいながらも彼を導く重要な役です。

お互いを認め合い、ウィルが心を開くシーンでは
劇場で一目はばからず涙したものです。
大学時代は心理学を専攻しましたが
カウンセリングを学ぶ上でまずこの映画を教授に観せられました。

 

役者として成功する裏側で病に苦しんでいたロビン・ウィリアムズ。早すぎた死

順風満帆に見えたロビン・ウィリアムズの人生ですが実際は
アルコール依存症に伴う鬱をわずらい、パーキンソン病にもかかっていたそうです。
推測でしかありませんが、彼はその辛さ・人の悲しみを知っていたからこそ
「喜び」「笑い」といったものを大切にしていたのではないでしょうか。

「ガープの世界」では「明日に向かって撃て!」
で有名なジョージ・ロイ・ヒル監督とタッグを
「レナードの朝」で世界的名優ロバート・デ・ニーロと共演。
「地球は女で回っている」においては
コメディの王様、ウディ・アレン監督に抜擢されました。

思い返せばロビン・ウィリアムズは
素晴らしい監督と役者、スタッフに囲まれてきました。
これから、さらに演技に深みが出るだろうというときに入った自殺というニュース。
早すぎた死、残念でありません。
天国があるのならば、彼はきっと今も人々を笑わせているのではないでしょうか?
ロビン・ウィリアムズ、素敵な映画をありがとう。

この記事を書いた人

鈴木佳恵
鈴木佳恵
フリーランスライター。千葉県在住の30歳B型。小学生から不登校となり本と映画だけが友達という生粋のお一人様。
広告代理店に勤務後フリーに転身。若い女性に向けた美容・ファッション・健康のコラムを得意とする一方、作詞も手掛ける。
無類の子供好きで絵本を出版することが最終目標。
休みの日は古本屋・アンティークショップ巡りをしたり、ペットのうさぎと遊んだりと、のんびり生活中。
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