大人女子のスタイルアップマガジン

冷え性ですか？夏でもクーラーの聞いた室内では足先手先が冷えてカイロが必要じゃないですか？冬には温かい室内にいても体の芯が冷えていると感じませんか？女性の多くは冷え性だって聞くし、私もその一人なだけ・・・と思っていませんか。実は冷え性は色々な体の不調とつながっているのです。


Lilcono(リルコノ)ライターのるぃです。

かつては36.5度位が大人の体温の平均でした。それが今では多くの人が35度台だといいます。この体温の変化はたった1度でも体に大きな影響を及ぼします。体の温度が1度下がると免疫力が３０％も落ちます。代謝においては１０％以上。逆に平熱より体温が1度上がるだけで免疫力が６０％も増すともいわれます。

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なぜ体温が低いのか？

実は体温維持には筋肉量が多く関係します。筋肉を動かすことで体温が生まれます。そしてその筋肉の多くが下半身にあります。ですが、最近の便利な社会と生活習慣の中で昔のように脚が資本ということは無くなり、運動不足から筋肉の低下につながっているのです。

また、夏はクーラーが効いていて、冬でも薄着で体の芯が冷え、冷たい飲み物や生野菜、砂糖の過剰摂取などの体を冷やす原因と日々共にしているのです。


 

低体温とガンの関係

体温は血液の流れと深い関係があります。血液は体中の６０兆もの細胞に酸素や栄養を届けて要らない老廃物を持ち帰るという働きをしているのです。そしてその血液の中にウィルスや細菌、ガン細胞までも攻撃して戦う免疫機能を持つ白血球が存在しているのです。つまりは、体温が下がると血の流れが悪くなり、白血球が十分に働かず、免疫が落ち病気になりやすくなります。

驚くべきは、健康な人でもガン細胞というのは体が毎日作っていて、体温が正常に保たれていれば、免疫システムが正常に働き、健康が保たれているということになります。但し、その免疫システムの機能が落ちて生き残ってしまったガン細胞が１つ、２つ、それぞれが倍々ゲームで増え時を経てガンへと変貌します。

このような極端な話を聞くとぞっとしますが、実はそれ以外にも身近な症状が低体温によって引き起こされている可能性が大きいといいます。

 

冷え性が招く症状・病気

●風邪をよくひく。膀胱炎や膣炎等の炎症の繰り返し
免疫力低下によります。

●内臓機能低下
食べ物の消化などの機能を適切に保つために酵素が必要ですが、この酵素が最も効率的に働く体温が３７度です。体内温度が低いとこの酵素がしっかりと働いてくれないので、内蔵機能が低下します。

●痩せにくく、むくみやすい体
代謝が悪くなると脂肪を燃やせず痩せにくくなると共に、血流が滞ってしまうのでむくみにつながります。

●月経不順・月経痛
骨盤内の温度が下がり血流が悪くなると卵巣への血流も滞りがちとなり結果として月経不順を起こします。また子宮周辺の血流が悪いことで子宮周りに血液が滞り痛みとなって現れます。

●不妊症
上記の月経不順と月経痛の原因ともなっている子宮や卵巣への血流の悪さが卵巣機能そのものを低下させ、また子宮内膜に十分な厚みを持たせることができなくなったりするので妊娠しにくい体にしてしまいます。

 

低体温を改善するには？

日々の生活習慣を変える必要があります。

■適度な運動
３０分以上の有酸素運動、ウォーキングやヨガ、続けられて楽しめるものを週に２～３回習慣づけましょう。

■体を温める食べ物を摂取し、冷やす食べ物を控える
根菜や発酵食品は体を温めます。ビタミンB1を含む豚肉やマグロ、卵、レバー、ほうれん草などもエネルギーを生み体を温める助けとなります。夏に採れるものや加工食品、精白されたものや冷たい飲み物は体を冷やします・

■お風呂につかる
シャワーで済ませずにお湯を張って湯船につかるようにしましょう。

■薄着・素足を避ける
特に足の裏は内臓に直結します。はやさないようにしましょう


■適切な体重の維持
部分ダイエットや断食、その他の無理のあるダイエットで体が飢餓状態になるとエネルギーを上手く作れなくなり、また筋肉量も体温維持に足りなくなります。

冷え性を軽く見ていると痛い目に会いそうですね。おしゃれな腹巻きなども最近では人気です。出来ることから始めましょう。

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