大人女子のスタイルアップマガジン

 

みなさんこんにちは。
Lilcono（リルコノ）ライターの鈴木です。

今回は「仕掛け絵本」をご紹介していきたいと思います。

仕掛け絵本？子供じゃあるまいし…と侮るなかれ。
大人が読むとまた違ったメッセージを受け取ることが出来ます。

大人になるにつれ忘れてしまった子供時代の想像力と創造力。

1ページを開くたびにワクワク・ドキドキ。
そんな感覚を思い出すために、仕掛け絵本を手にとってはいかがでしょうか？

 

著名デザイナーのセンスが光る「プラス・マイナス

作●ブルーノ・ムナーリ・ジョヴァンニ・ベルグラーノ



著者であるブルーノ・ムナーリはグラフィク・プロダクトデザイナーとしての活動の他に
教育者・研究者・絵本作家としての顔も持つ多彩なアーティスト。

「規則とは何か、どのように機能するのかを理解させるのには、
子ども自身に規則を説明させればいい」

という彼の教育理論があらわすように

「プラス・マイナス」

は子供の独自性を養う為に作られた絵本です。

正方形の透明なシート
（天気や自然や人、動物、時には車やハシゴも描かれています。）を
どんどん重ねていくこと…

そう、正に「プラス・マイナス」することによって
自分のお話しを無限に創作することが出来るユニークな絵本です。

一枚のシートをプラスするだけで劇的に変化する面白さは
シンプルな作業ゆえに没頭してしまいます。

デザイナーが手掛けただけあって洗練度はピカイチ。

子供だけではなく、感度の高い男女へのプレゼントとしてもgood。

「闇の夜に」「きりのなかのサーカス」もオススメです。

 

手紙を開ける喜びを再現！「ゆかいなゆうびんやさん」

文・絵●ジャネット＆アラン・アルバーグ　訳●佐野洋子



主人公である郵便屋さんと一緒になっておとぎ話の仲間たちに手紙を届けるストーリー。
届け先は、熊にシンデレラに魔女に大男！

気になる手紙の内容はバースデーカードや弁護士による警告文まで様々。
手紙を貰って開封するときのドキドキ感を味わえます。

訳者は「100万回生きたねこ」で有名な佐野洋子さん。
リズム感のある童謡のような言葉は癖になり、
何度でも読み返したくなる絵本となっています。

クリスマスヴァージョンもあり、そちらはクリスマスの贈り物にもぴったりです。

 

これぞ仕掛け絵本の醍醐味！飛び出す「ミニテディ　ポップアップシリーズ」

文●サリー・グリンドリー　絵●ピーター・アットン　訳●宙野素子



 

仕掛け絵本と言えば飛び出す物がやはり迫力があって面白いですよね。

ミニテディシリーズは手の平サイズでありながら
引っ張ったり大きく飛び出したりとバリエーションの豊かさが魅力。

「ながぐつぐま」「はちみつぐま」「おやすみぐま」「でかでかぐま」の4種類。

怖がりなくまさん、オッチョコチョイなくまさん…どれも愛すべきキャラクターの持ち主ばかり。
あなたはどのくまさんがお好きですか？

 

まとめ

日常生活では使わなくなった視覚・触覚を刺激して
カチコチになった思考をやわらかくしてくれる絵本。

子供たちだけに独り占めさせるのは、勿体ありませんよね（笑）

海外の本を扱う書店には仕掛け絵本を置いてあるところが多いので、
是非チェックしてみてお気に入りの一冊を見つけて下さい！

 

　　

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