リルコノ
2015/08/31 07:08

人気脚本家によるエッセイ「秋田美人」VS「京美人」とは!?

woman-with-bible-814163_1280 『きれいの手口 秋田美人と京美人の「美薬」』内館牧子(潮出版社 本体一三〇〇円)

縦に長い日本全国の中で、美人の多い場所と言えば、どこを思い浮かべますか?
夜の蝶がひしめく「銀座」、それとも、エキゾチックな「沖縄」。いやいや、「越後」「金沢」などの日本海側に一票を投じるでしょうか。
できれば自分の出身地が入って欲しいものですが、やはり、東西の横綱は「秋田」と「京都」ですよね。

雪深い街「秋田」と、いにしえの都「京都」。正反対にも思えるふたつの地域の、美しい女を考察しているのが本書です。
読みやすい語り口でありながら、女性特有のシャープな視点と豊富な資料を駆使して、説得力のある意見に納得しました。同、エッセイ集の魅力を紹介しましょう。
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人気脚本家、内館牧子さんのエッセイ

内館牧子さんは「毛利元就」や「ひらり」、「私の青空」のシナリオを担当している人気作家。ほのぼのと楽しいドラマの印象が強いですが、横綱審議委員会新議員として朝青龍を叱咤激励したり、本音で綴ったエッセイは、読み応えたっぷりです。

なぜ、いまさら秋田美人と京美人なのか?

すでにもう語り尽くされたテーマにも思えますが、秋田美人は「持って生まれた、素材の良さ」で勝負。一方、京美人は「磨きぬかれた美女」だと述べています。
竹久夢二のモデルになった「お葉さん」や「小野小町」が、生まれた雪国と、あでやかな舞妓さんで有名な京都のちがいを、このように表現しています。
雪のような餅肌や長い手足、彫りの深い顔立ちは、気候や風土がはぐくむ天然のもの。
一方、所作、立ち居振る舞いの優雅さや美しさ、言葉遣いは、日々の暮らしで身につける努力のたわものないかと。

古今東西のあまたの「美人論」とはことなり、身近な視点から、日本の二大美女産地を再確認しながら、美容やマナー、生き方まで学べる痛快な一冊です。



この記事を書いた人

有朋さやか
有朋さやか
82年岡山県玉野市生まれ。同市在住。歌誌「短歌人」に出詠中。
新聞・雑誌の読者投稿を経て、2014年から、ライターとして活動開始。 
短歌実作の話をすると、某読者様に「与謝野晶子みたい」と言われました。しかし、作品ではなく、外見のことだ判明して撃沈。以来、自称ニューハーフ顔だと信じこみ、たくましい髪質と骨格を、カバーしながらも、生かす美容と、ファンションを研究中です。
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