J-popやRock, Emotionalなど、多種多様な音楽を吸収し「有機質」と「無機質」の融合をコンセプトにした4人組バンド「flower in the vasement」。ボーカル渡邉望のエモーショナルで透き通ったハイトーンボイスは心に訴えかける力があり、徐々に注目を浴びて来ています。今回は、そんな彼らにインタビュー。
(左から)齋藤準基(ベース, シンセサイザー, コーラス)、渡邉望(ボーカル, シンセサイザー, マニピュレーター)、吉川卓(ドラム)、新垣拓朗(ギター, シンセサイザー)
——まず、結成までの経緯を教えてください!
齋藤「僕が、リーダーとして大学時代にバンドを立ち上げたんです。メンバーチェンジを経て今に至るんですが、望と僕は中学の同級生で、ギターの拓朗は人高校の同級生なんです。卓は元々違うバンドでよく対バンしていたのですが、そのバンドが活動を休止し、このバンドに加入してくれました。」
——バンド名の綴り「basement」が「vasement」なのは?
渡邉「ひとつ造語を入れたくて。造語を入れることによって、僕たちを見つけてもらいやすいかと」
齋藤「僕、イギリスの田舎町で育ったんですけど、当時からビートルズが好きで。ビートルズも造語なんですね。ひとつの用語の中に違う意味を込めたくて。あと、”in the” という、前置詞もいれたかったんです」
渡邉「それで、こうなっちゃった感じです(笑)」
——インディーズシーンで様々な実績をお持ちですが、今まで活動してきたなかで、取り巻く環境が劇的に変化したことはなんですか?
齋藤「環境の変化で一番デカかったのは、学生時代の最後に大会で一回入賞して、それで一枚シングルを作ることになって、色々と修行させてもらったことですかね。
レコーディングの仕方や楽曲の作り方などを突き詰めて、すごくいい経験になりましたね。また、辛い時期もあったけど、去年の1年間がキャリアとしてもデカかったですね。様々な大会やコンテストに参加させて頂き、飛躍というか、いい1年になりました」
渡邉「『faded』っていう曲で初めてMVを作って。僕は、それが転機だったかと」
齋藤「バンドとして演奏にも力をいれているんですが、これからVJもいれて、聴覚的な部分と視覚的な部分で観客・リスナーを楽しませる音楽をやりたいと思っていて、『faded』は自分たちのやりたいことを詰め込んだ感じです」
——歌詞は全日本語歌詞?
渡邉「そうですね!僕が全部歌詞を書いてるんですけど、英語がわかんないので、日本語ですね(笑)」
——憂いを帯びた感じの歌詞が印象的でした!
渡邉「メンバーにも言ってないんですけど、僕、国語辞典を一回全部読んで、引っかかるワードをリストアップしてあるんですよ。そのメモを見ながら、毎回曲のテーマに合うワードを組み合わせてる感じです。そこに意味はあるんですけど、伝えるんじゃなくて、言葉の響き、語呂で組み合わせたりしてます」
——楽曲ができるまでの流れは?
齋藤「彼(渡邉)が、歌詞ももちろんなんですけど、楽曲のイメージも作ってくれていて。そのデモを聴いてそれぞれのパートを考えるっていう感じですかね」
——今回発表した曲も同じような流れですか?
渡邉「これは特殊ですね。もともとは、全く違うアレンジでやっていたんですけど、その曲が今のバンドのカラーと合わなくて。でも、素材がよくて、違うのも作ろうってなったのがこの『deep deep april』ですね」
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次回は、1月31日にリリースした『deep deep april』について詳しくお話いただきます!
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◇CD情報
3rd Single「deep deep april」
発売日:2016.1.31 Release
M1.deep deep april
M2.in refrain
■ライブ予定
1/31 下北沢 Mosaic
2/4 渋谷 STARLOUNGE
2/7 新栄 DAYTRIVE
2/13 栄 RAD
3/26 下北沢 Mosaic
■ホームページ
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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