美しさに言葉がでなくなるサクラダ・ファミリア協会や、中世からの建物が多く残るゴシック地区など、海外観光客の人気No.1といっても過言ではないスペイン・バルセロナ。
そんな芸術の街で繰り広げられる恋愛も芸術的!?
恋愛の価値観は人それぞれ。それが芸術だ!と気づかせてくれるのがウディ・アレン監督の『それでも恋するバルセロナ』。
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スペイン・バルセロナにバカンスで訪れたアメリカ人のクリスティーナとヴィッキーは性格も考え方も同じだけど恋愛に関してはまったく正反対の考えを持つ親友同士。
ある日、彼女たちのもとに画家のフアン・アントニオが現れ、二人を週末旅行に誘い、その気になったら二人と寝てもいいと言い出す。
そんな海外ではよくあるオープンなナンパに腹をたてるヴィッキーだが、正反対のクリスティーナは彼の魅力にハマっていってしまい、結局二人とも週末旅行に行くことに。
そんな中、彼の元妻であり、嫉妬深い感情的なマリア・エレナが戻ってきて、四角関係の恋愛が繰り広げられていく。
3人の女性対1人の男性。そんな四角関係で、本作は一気に色んなパターンの恋愛価値観を見ることができる。そして3人に対してのフアンの口説き方も見事に違いすぎる。
芸術や恋をドラマチックに語るフアンはなかなかのやり手だと感じ、恐怖をも感じた。
「イタリアやスペインでは女性に声をかけないと失礼」とも言うが、日本と文化が違いすぎて潔く堂々と恋愛することに、逆に魅力まで感じてしまった作品である。
自分の恋愛の価値観が今までと同じだったり、変えてみないと新しい出会いがない!と思っていたり、何かしら恋愛への価値観に対して刺激がほしいのであれば、本作はピッタリではないかと思う。一番注目してほしいのはクリスティーナの価値観。彼女の価値観からは、自分の意見を大切にするということを学べる。
そして、クリスティーナがカメラに収めるスペインの風景はまさに芸術的で、これからスペイン旅行に行きたい!と思っている人の参考にもなりそう。
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この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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