大人女子のスタイルアップマガジン

 

こんにちはリコルノライターのAyakaです。

最近、みなさんは映画館に足を運んでいますか？

ここ最近は話題性のある映画が多いため、
何を見ればいいのか？と迷う時期でもありますよね。

いま見たい映画といえばもちろん興行歴代記録を塗り替える
大ヒットを記録しているディズニーアニメーション「アナと雪の女王」。

“吹き替え派”や“字幕派”に分かれたり、どっちも好きな人もいたり、

主題歌賞を受賞した「Let It Go」は
街のいろんなところで流れていて耳にしない日はないくらい。

みなさんは、その「アナと雪の女王」の裏で
大ヒットしている映画をご存知でしょうか？

全米では映画祭で観客賞を総ナメにし、
日本ではシネスイッチ銀座で８年ぶりの記録更新した映画
「チョコレートドーナツ」を今回はたっぷりご紹介いたします。
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タイトルは可愛いのにどこか切なくて美しい映画

 

東京で2014年4月19日に公開され、劇場がかなり限られていて、
私のホームタウンである神戸では5月24日公開で
しかもシネリーブル神戸のみ。

タイトルは「チョコレートドーナツ」（原題：Any Day Now）。

タイトルから想像できるのは甘いスイーツを作る
パティシエのほっこりしたヒューマンドラマといったところでしょうか。

でも実はタイトルからは想像できないような
“同性愛に対しての差別や偏見”と戦う映画なんです。

 

世界が絶賛！実話を元に描いた心に響くストーリー

1970年代。シンガーを夢見るショーダンサーのルディは、
ゲイであることを隠し続けてきた弁護士ポールと恋に落ちます。

ある日二人は母親の愛情を受けずにそだった
ダウン症の少年マルコと出会います。

マルコの母親が逮捕されたことをきっかけに
ルディはポールとマルコと三人で生活するようになり、
幸せな時間を過ごしますが

当時は今とは違い“同性愛”に対して差別や偏見が多く、
理不尽な社会に３人のささやかな幸せが引き裂かれようとしていました。

ゲイカップルがマルコを養子として迎えるために
法廷や世間と戦う姿が描かれています。



 

圧倒的な演技と歌唱力で観客を魅了したアラン・カミング

舞台「キャバレー」での演技でトニー賞を受賞し、
大人女子に人気の高い「バーレスク」にも出演している
アラン・カミングが主役のルディを熱演しています。

彼は俳優以外にも市民権運動や
性教育に関する活動を情熱的に行い、
多くの人道的な賞を受賞しています。

なんと本作の演技により、いくつもの主演男優賞を受賞。

そして彼が歌う「I Shall Be Released」は観客を圧倒します。

 

急遽来日した監督が語ったこと

 

５月２５日に急遽来日が決定した監督と、
今作で俳優デビューを飾ったアイザック・レイバが
東京のシネスイッチ銀座で舞台挨拶を行いました。

監督のトラビス・ファインが語ったヒットの要因とは、
一緒に来日したアイザック。

アイザックは中学時代から俳優への志を持って
学校で数多くの舞台に出演。

彼が俳優を志したきっかけはディズニーチャンネルの
「ハイスクール・ミュージカル」だそう。

「映画と音楽とダンスを心から愛している
アイザックの演技は心に響くものがあり、
世界中の観客が彼をいとおしく思ってくれる」と監督は彼を絶賛し、

アランもアイザックと共演したことで、
彼の演技や感覚は純粋で率直そのもので
「演技とはどうあるべきか？」ということを思い出した。
と語っています。

アイザックが劇中でみせる繊細な表情、
やわらかな笑顔に注目です。

どこか１つ、ちょっとしたことが人と違う彼らが、
見返りを求めずに捧げた愛情に心が揺さぶられるストーリー
「チョコレートドーナツ」。

今、何を見るか悩んだら
ぜひハンカチを持って、彼らの不器用で純粋な愛情を見に行ってみてください。

 

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