リルコノ
2018/10/24 07:10

外見が一番大切、は本当なのか。『愛しのローズマリー』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

よく友達同士で「性格よくてブサイクか、イケメンで性格ブスかどっちがいい?」

なんて会話を繰り広げたりしません?

10代の頃は、イケメンしか考えられない!と思っていた人も、数年後タイプが激変している。

なんてことも稀じゃないと思いますが、一周回って「やっぱり外見が一番!」と考えて恋愛している人も少なくないのでは。

一般的に「人は第一印象で決まる」と言われているほど、外見が良いに越したことはないですが、第一印象だけで(または外見だけで)人付き合いをしていると、もしかしたら素敵な出会いを逃しているかも?
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今回ご紹介するのは、まさにそんな方におすすめなラブコメディ『愛しのローズマリー』です。

監督は『メリーに首ったけ』や『ライラにお手上げ』など数々の爆笑必至ラブコメディを生み出してきたファレリー兄弟。

主演にコメディ常連のジャック・ブラックを迎え、相手役は『セブン』などで知られる、コメディ作品に出演する印象が全くないグウィネス・パルトロー。



あらすじ

主人公のハル(ジャック・ブラック)は、愛する父親から「いい女と付き合うこと」という遺言を残されたことで、人を外見でしか判断しない男性に成長。いい女に目をつけますが、ことごとくフラれていきます(でも全く怯まない!)。

ある日、ハルがエレベーターでばったり出くわしたのは、精神治療で有名なアンソニー・ロビンス。アンソニーはハルの恋愛事情を聞かされ、とっさに催眠術をかけることに。

アンソニーがかけた催眠術、それは心の美しい人が本当に美しく見えるというもの。催眠術にかけられたと一切思っていないハルは、なぜか美女と出くわす回数が多くなった! とウキウキ状態に。

ある日、ハルが出会ったのは体重136キロのローズマリー(グウィネス・パトロウ)。ローズマリーに恋に落ちたハルは「なんて美人なんだ」とアタックしまくりますが、ローズマリーはバカにされているのではないかと困惑。しかしハルの情熱さにローズマリーも惹かれていくのでした。

とにかくすごい、アンソニー・ロビンズ

本作でハルに催眠術をかけたアンソニー・ロビンズは、実在する人物。私も彼がTEDでスピーチしているのを見たことがあるくらい。
彼は17歳から2年間で約700さつの成功哲学や心理学に関する本を読破。自分の知識と経験を活かしライブ・セミナーを展開しているのです。彼がどれだけすごいのかは、TEDの動画でチェック。


とにかくアンソニーのおかげで、心の美しさを見ることができるようになったハル。しかもそのおかげで、ハルも人として成長していくのです。

本作の原題は『Shallow Hal』。 “Shallow” とは、「浅はかな」という意味で、要するに「チャラい」ってことです。

そんなShallowなハルが成長していく過程を本作で見れば、心の美しさを見ることの大切さを実感できること間違いなしです。

 

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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