リルコノ
2018/06/10 07:06

映画通になりたいvol.3『鳥(原題:The Birds)』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

今回は、映画通になりたい人のためのコーナー第3弾。

1963年に公開されたアルフレッド・ヒッチコックの『鳥(原題:The Birds)』です。


本作は、パニック映画の原点とされている作品で、当時日本ではあの有名な『サイコ』よりも高評価だったそうです。
Sponsored Link

あらすじ

主人公の美女メラニー(ティッピ・ヘドレン)は、サンフランシスコのベットショップで幼い妹の誕生日プレゼントを買いに来たミッチ・ブレナー(ロッド・テイラー)と出会います。ミッチはメラニーのことを見たことがあると言いましたが、メラニーはさっぱり記憶にありません。そのことがきっかけでメラニーはミッチに興味を持ち、彼の購入した鳥を届けるという理由をつけ、彼の住所を探し出します。

こうしてミッチの滞在するカリフォルニア州のボデガ・ベイに向かったメラニーですが、ボートで向かう途中なぜかカモメに突如攻撃され、怪我を負います。

それを見ていたミッチは彼女を夕食に誘い、滞在するよう勧めます。そうしている間にもメラニーとミッチは次第に仲良くなりミッチの家族とも対面。ミッチの元カノだというアニーとも出会い、彼女の家で一泊することになったメラニーでしたが、カモメがドアに突撃して死ぬという不可解な出来事を目の当たりにします。

翌日、ミッチの妹の誕生日パーティーでも大量の鳥が襲いかかってくるという事件が発生。

鳥がなんのために……?

そんな不安と恐怖が人々を徐々に苦しめていきます。

 

有名映画評論家が「最後の完璧な映画」と絶賛!

本作は、かなり年月が経っているものの未だにファンが多い作品。鳥がなんの前触れもなく突如襲ってくるというストーリーラインはまさにパニック映画の原点だと言えます。

観客にも登場人物と同じような「なぜ鳥が襲って来たのか?」という不安と恐怖を与えるスリル満点な内容に仕上がっているのも人気の秘訣だと思います。

また主人公のメラニー、めちゃくちゃ美人だと思いません?まるでCGの域を越してしまったような……


メラニーを演じたティッピ・ヘドレン、実はもともとモデルとして活躍していたのですが、アルフレッド・ヒッチコック監督が彼女が出演していたCMを見ていたことがきっかけで本作に出演したそう。その後、ゴールデングローブ賞有望若手女優賞を受賞し、翌年にもヒッチコックの作品『マーニー』に出演しました。

現在87歳にも関わらず美しい彼女ですが血縁関係がすごい。驚くべきことに娘は女性サクセスストーリー作品の原点と言われているラブコメ『ワーキング・ガール』のテスを演じたメラニー・グリフィス、孫は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で主役のアナ・スティールを演じたダコタ・ジョンソンなんです。

現在活躍している女優さんのおばあちゃんの作品。そう思って本作を見るのも楽しいかもしれませんね。


この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
Sponsored Link

こちらの記事も人気です。

Sponsored Link