リルコノ
2018/05/07 07:05

心をオープンにすることができないアナタへ。『幸せのレシピ』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

突然ですが、アナタは心をオープンにすることに抵抗があったりしますか?

私はかなりあります。

人見知りの上に人に会うと友達ですら気を使いまくって、自分で自分がしんどくなったりします。

きっと私のように心をオープンにすることに憧れてはいるものの、なかなかできない人はたくさんいるのではないでしょうか。

そんなアナタにオススメの作品を今回はご紹介します。
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ドイツで人気を博した映画『マーサの幸せレシピ』のハリウッドリメイク版『幸せのレシピ』。主演はキャサリン・ゼタ・ジョーンズです。



あらすじ

舞台はニューヨーク、マンハッタン。そこの高級レストランで料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は一切妥協を許さない完璧な女性。

そんな彼女のもとにある日、姉が交通事故にあったという訃報が。残された姪っ子であるゾーイを引き取ることになったのですが、ケイトは心に傷を負ったゾーイとどう接すればいいのか悪戦苦闘。

訃報をしったレストランのオーナーからは少しの間休暇をとるように言われたのですが、料理が全ての彼女はいてもたってもいられず仕事場へ戻ることに。

しかしそこには新たに雇われた料理人ニックがいたのでした。

ニックはケイトとは真逆の性格、陽気で楽観的。そんな彼に「自分のキッチンを奪われてしまう!」と焦るケイトでしたが、次第にニックの「君と働きたいんだ」という発言と熱意を信じていくようになります。

ゾーイは最愛の母をなくす前まで食いしん坊な女の子でした。しかし母を失って以来、簡単に食べ物を口にしなくなるのです。

そんなゾーイを救ったのもニック。彼はケイトの職場見学に来ていたゾーイの横に座り美味しそうにスパゲッティをすするのです。そのスパゲッティにだんだんゾーイは惹かれていくのです(このシーン、とてもシンプルなのですが感動します!)。

完璧主義者の心揺さぶる作品

レストランが舞台の作品のカギといえば、それはやっぱり上質の料理たち。ケイトが創り出すどの料理もおいしそうで飯テロ映画でもある本作。
料理がどれも美味しそうにみえてしまう理由の一つにケイトの”料理への情熱”があります。ここまで情熱を注げるのはやはり彼女が完璧主義者だからだと思います。

普段、完璧主義者の「弱み」ってなかなか見ることがないですよね。しかし本作ではさまざまな弱みを見ることができるのです。

ケイトの最大の弱み、それは「他人に心を開かない」というところ。冷静沈着な彼女がどのように心を開いていくのか。それが本作の最大の見どころとも言えます。

本作を見れば心の開き方のヒントが隠されているかもしれません。


この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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