リルコノ
2017/12/29 07:12

ストーカーから身を守る方法を考えよう。『パーフェクト・ガイ』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

みなさんは「ストーカー」という存在に悩まされたことはありますか?
日本でも深刻な社会問題となっていて、これまでも殺人事件が多数起きていますよね。そんなストーカーがもし、IQ高くてイケメンだったら……?

という映画を今回はご紹介します。女性の方が観れば少し心は痛みますが、ハイレベルなストーカーを本作で観て、ぜひ自分の身の守り方について考えてみてください。
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あらすじ



主人公はキャリアウーマンの36歳・リア(サナ・レイサン)。彼女は長年付き合ってきた彼と結婚の話になるものの、なかなか踏ん切りをつけてくれない彼に嫌気がさして別れてしまいます(このシチュエーション、日本でよ〜くあるやつです)。普通に結婚して、子供が欲しい……そう願っている彼女の元に一人の魅力的な男性が現れます。

とあるコーヒーショップで、アイスラテをオーダーしたリア。その前に同じアイスラテを頼んでいたカーター(マイケル・イーリー)が、「君、忙しそうだから先にアイスラテを持って行っていいよ(ニコッ)」みたいなかなり紳士なことをしてくれるのです。

そんな彼に好印象を持つも、普通に「ありがとう」とだけ言い残して去るのですが、その数日後にバーで酔っ払いに絡まれているところを「ごめん、待った?」と彼氏のフリをして助けてくれたのもカーターだったんです。いつも自分のことを気にかけてくれると感じたリアはカーターと交際をスタート。

数回デートを重ねた後、リアはカーターを実家に招きます。自分の両親にも優しく紳士に接するカーターを見て、彼女はカーターとの結婚を強く意識し始めます。

しかし、実家からの帰り道に事件が発生。

ガソリンスタンドに立ち寄った二人、カーターは売店へと足を運びます。

その間、一人の男性が「車かっこいいね〜!写真とってもいい?」なんてリアに近寄るのです。それを目撃したカーターは大激怒!容赦無く何度もその男を殴りつけます。

リアが止めに入っても聞く耳持たず……。スタンドの店員が銃を威嚇発砲したことで、やっと正気に戻ったカーター。二人は急いでガソリンスタンドを後にします。

あまりの豹変に恐怖に怯えるリア。しかし、そんな彼女に「君を一生傷つけないよ」「愛してるんだ」と甘い言葉を囁きます。いや、その行動が余計恐怖を煽るんですよ……(ちなみにこのカーターの行動はDV男性の特徴にめちゃくちゃ当てはまります)。

その後、リアは元彼とヨリを戻すのですが、そのことがきっかけで徐々にカーターの本性が露わになっていくのです。

 

本作のストーカーはレベル高い。

ストーカーを題材にした作品は多々ありますが、その中でも本作はレベルが高い方のストーカーな気がします。IQが高かったり、人当たりが良かったり、ハッキングをスムーズにできたり……女性目線で見るとかなり厄介です。

しかし、彼の高度なストーカー行動を見てみると、自分の身を守る術について考えることができそう。

例えば、彼氏だった時に家のスペアキーの居場所を知られていたことがきっかけで、リアは自宅に何度も侵入されたりするのですが、もうスペアキーをガーデニングのところの石に隠しておくなんていうベタなことはやめてみたり、歯ブラシにいたずらされてるかもしれないから、おく場所を考えてみたり……

一見「誰でもすぐにできそう」「あたりまえ」と思えるような解決策ですが、やっぱりストーカーされてる時って精神的にやられるから基本的なことを考えることさえ難しくなると思うんです。

なので、本作を見てベーシックなことをおさえておく大切さを感じて欲しいです。

ちなみにイケメンのストーカーを演じたのは『アンダーワールド 覚醒』などで知られる俳優マイケル・イーリー。現在43歳なのですが、見えません。笑顔が素敵です。

個人的にはリアの元彼役を演じたモリス・チェスナットの方がタイプです。凛々しくて、頼もしくて、美しい肉体美の持ち主です。彼は『ザ・コール 緊急通報指令室』でハル・ベリーの恋人役も演じてたんですよね。はあ、イケメン。

ぜひリア目線で本作を観て、もし自分が彼女の立場だったら……と考えて観て欲しいです。そうすればいざって時に役に立つかもしれません。ストーカー、ダメ、ゼッタイ。


 

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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