リルコノ
2014/08/28 14:08

婚活?!妊活?! 風疹抗体持ってますか?!

大人女子世代のみなさんは、何度と無く耳にしたことがある「風疹」。よく「三日はしか」と言われ、また「風疹麻疹」とセットで聞く事も多い病名です。

ヘルスメンテ
Lilcono(リルコノ)ライターのるぃです。

では今さらなぜ「風疹」かというと・・・ご自身に風疹の抗体があるかどうか、確信を持って答えられますか?そうなんです。私達世代は風疹麻疹予防接種が必須ではなかったために今になって風疹にかかって胎児に障害を与えてしまう危険性にさらされているのです。

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風疹とは

風疹ウイルスによる急性熱性発疹性疾患です。一般に日本では三日はしかとしても知られており、感染すると2~3週間の潜伏期間を経て発症し、発熱・発疹・リンパ節の腫れ等の症状を伴います。大人になってからかかると、39度以上もの高熱になることもあります。咳やくしゃみをしたときに飛び散る飛沫から感染し、発疹が出る2・3日前から発疹後5日位の1週間はウィルスに最も感染力があるとされます。

Sick Day
 

流行の特徴

日本では乳幼児の予防接種が任意だった時期(1989年4月~93年4月)や、定期接種が女子だけとする時期(77年8月~95年3月)があったりと、免疫を持っていない人が混在しています。特に現在はバリバリ働いている世代の成人男性が多く感染しています。大人になってからの感染は脳炎や髄膜炎を引き起こして合併症から重症になる可能性も秘めている一方、感染したからと言っても必ずしも重い症状が現れるとも限らず、一過性で終わる可能性もあります。さらには風疹は潜伏期間が長いので知らない間に感染して、人の多いところへ出かけ咳やくしゃみでウィルスを広げ、治ってしまうという事も考えられます。


 

なぜ予防接種が必要?

妊娠初期の妊婦が感染すると、胎児に先天性風疹症候群(CRS)といわれる障害が現れることがあります。発症後に特別な治療法がないので、感染を防ぐためには予防ワクチンの接種が不可欠です。2013年は前年の3倍を越える発症数が報告されており深刻な事態です。この「先天性風疹症候群」は難聴、先天性心疾患、白内障など目・耳・心臓に障害を起こします。また妊娠してから予防接種は受けれません。そして、予防接種を受けてから抗体が出来るまで2ヶ月(生理が2回来るまで)は避妊が必要です。ですので、妊娠適齢期でありいずれはと思っている方はきちんと前持って麻疹風疹混合ワクチンを受けておくことをお勧めします。


 

赤ちゃんを守ろう!STOP 風疹!

あなたが将来の赤ちゃんに障害をもたらすことの無いように予防接種を受けましょう。また、彼氏・フィアンセ・旦那さんにも話して一緒にクリニックに行ってワクチン接種を受けましょう。兄弟姉妹に近く家族が増えそうな場合も同じくです。知っておくことがステップ1なら、実行するのがステップ2、そしてまわりのお友達に話して、職場・電車・人ごみの中にいる妊婦さんのお腹の中にいるまだ見ぬ赤ちゃんのため、1人でも多くの人が風疹の予防接種を受けてもらえるように女性に生まれた1人としてステップ3を実行してください。どうか2014年は先天性風疹症候群の発症率が減っていますように。。。

この記事を書いた人

るぃ・ベジェン
るぃ・ベジェン
英語科卒。百貨店と貿易物流会社を経て、カナダ・バンクーバーにてマーケティングとギャラリーマネージャーを経験。
帰国後、某大手企業にて翻訳/通訳/事務を通して日本と米国を行き来。
Foodieとしてレストランやカフェに通うと共にアラサーの体をいたわりホームクッキングにも精を出している。
安くて良いものを探す関西人魂は海外でも健在。海外から様々な切り口でライフスタイルを執筆。
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