みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。
今回ご紹介するのは、全米でなんと2億ドルを越えたメガヒットコメディ『ウェディングクラッシャーズ』。
直訳すると「結婚式を壊す奴ら」ですが、ようは「結婚式場荒らし」のこと。
本作の主人公はさまざまな結婚式に潜入しては魅力的な女性をお持ち帰る二人組。
そんな”けしからん”キャラクターのを演じるのは『インターンシップ』でも共演したオーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーン。
あらすじ
離婚仲裁人として共に働くジョン・ベックウィズ(オーウェン・ウィルソン)とジェレミー・グレイ(ヴィンス・ヴォーン)。大の仲良しな二人の楽しみ、それはありとあらゆる結婚式に出席して気分が盛り上がっている女性をターゲットに巧みに嘘をつき、お持ち帰りすることでした。数々の結婚式に出席してきた彼らが次に狙ったのは、財務長官クレアリー家の娘の結婚式。豪華な料理や美女が揃っているだろうと大興奮で出席し、ジェレミーは花嫁付添人のグロリア(アイラ・フィッシャー)に狙いを定めます。
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一方でジョンは同じく花嫁付添人のクレア(レイチェル・マクアダムス)を仕留めることに。しかし、今回のジョンは一目惚れしてしまったのか、本気モードに突入。
二人とも今までの経験をフルに活かして相手をモノにしようと奮闘し、ジェレミーはグロリアを口説き落とすことに成功。一目のつかない所でセックスしますが、彼女は処女だったことを打ち明け、グロリアの方がジェレミーにゾッコンになります。そんな熱をあげるグロリアに若干恐怖をおぼえるジェレミー。
一方で、ジョンはクレアのスピーチを手助けしたりして、なにやらいい感じになりますが、なんと彼女にはイケメンの恋人サック(ブラッドリー・クーパー)がいたのです。
それでも諦められないジョンは、嫌がるジェレミーとともに結婚式後のクレアリー家で開かれるパーティーにも参加することになります。
本作が大ヒットした理由を勝手に分析してみた
本作は前述した通り、日本では劇場未公開作品ですが海外では大ヒット。それは日本よりも海外の方が結婚式に関してフランクな考えをもっているからなのかなと思います。海外の結婚式、出席した経験はありませんが海外より日本の方がいろいろと厳しいルールがあるイメージ。
例えば日本では結婚祝いとしてお金をご祝儀袋に入れて渡しますが、海外ではお金ではなくプレゼントを送ったり。新郎と新婦の家族や友達の招待の数を調整しないといけないのを海外ではみんなウェルカムだったり。
きっとそんなフランクさがないと「結婚式場荒らし」なんてできないから、日本ではあまり馴染めない内容だったのかなとも感じます。
しかし、本作の主人公の仕事は離婚仲裁人。結婚に関して幻滅していたり、都合のいい関係しか望んでこなかった男が真剣に恋愛して新しく学ぶことだったり、後悔したり……彼らの心境が垣間見えることで見ているこっちもなにか学んだ気分になります。
本作は結婚……というよりその前の真剣な交際を望むことができていない人にオススメ。
きっと自分の恋愛観を客観的に見ることができるかもしれません。
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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