リルコノ
2016/03/20 07:03

もし自分が被害に遭った時のために知っておきたい“デートDV”のこと

こんにちは、a_hikaruです。

ドメスティック・バイオレンス(DV)やモラルハラスメントなど、最近ワイドショーで夫婦間のトラブルについての番組をよく見ますよね。

でも、DVって夫婦間にしか適応されないのでしょうか?

もし、あなたがお付き合いしている彼から暴力を受けた時に知っておきたいことを今回ご紹介いたします。

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知っておきたい“デートDV”と言う言葉

DVとはドメスティック・バイオレンスを略したもので、一般的に夫や恋人などの親密な関係にある、又はあった男性から女性にふるわれる暴力という意味で使用される言葉です。

DVは大人の世界でだけの話ではなく、未成年の恋人間でも起こります。

恋人同士の間で起こる暴力のことを“デートDV”といいます。

交際相手からのデートDVが傷害事件などにエスカレートする場合もあります。

また、被害を受けるのは女性が圧倒的に多いのが現状です。

デートDVは暴力です。

暴力は、犯罪となる行為も含む重大な人権侵害であり、決して許されることではありません。

 

デートDVの暴力の内容

暴力と聞くと、殴ったり蹴ったりと言うイメージを持ちやすいですが、それは間違いです。

殴る・蹴る以外にも、腕を強く掴む・物を投げつける・髪を引っ張るなどの“身体的暴力”

いきなり不機嫌になって無視をする・人の嫌がることを言う・大声で怒鳴ったり殴るぞっと脅す・物を壊すなどの“心理的暴力”

メールや着信履歴のチェック・行動や服装を細かくチェックし指示する・友人関係の制限をしたり孤立させたりする“行動の制限”(社会的隔離)

無理やり性行為をする・避妊に協力しないなどの“性的暴力”

お金を借りたまま返さない・無理やり物を買わせるなどの“経済的暴力”

 

被害に遭ったらどうすればいいの?

あなたが学生なら、身近な相談窓口を訪れてみましょう。

高校生なら保健室の先生が考えられます。

大学生なら校内の「セクハラ相談室」などの女性専門の相談窓口に相談してみると良いでしょう。

もしくは、学校の中で適切な窓口がなかったり、相談しづらかった場合は、地域の女性センターを訪れてみるのも一つの方法です。

女性センターとは、人権相談や法律相談、心と体の相談などのかたちでDVに対応する相談体制が整っています。

また、直接相談機関まで出向くのが嫌だと思うなら、電話やメールで相談できる窓口もあります。

女性センター相談窓口一覧(内閣府ホームページ)

女性の人権ホットライン(法務省ホームページ)

インターネット人権相談窓口(法務省ホームページ)

※スマホ・タブレットで検索した内容は全て検索履歴で残ります!

スマホやタブレットで検索した内容を暴力を受けている相手に知られると、相手を刺激してしまう場合があります。

検索した後は必ず検索履歴を消すようにしてください。

 

「これくらい平気」があなた自身を壊してしまう

DV・デートDVにはサイクルがあると言われています。

暴力をふるった後、一転してやさしくなったり、「二度としない」と時には泣いたり土下座したりして反省します。

その度に被害を受けた女性は「今度こそ変わってくれるかもしれない」と期待したり、「わかってあげられるのは自分だけ」と思ってしまいます。

たとえ優しくなっても、再びチェックが厳しくなったり、不機嫌になって無視してきたり、もっとひどい暴力が向かってきたりして、サイクルが回り続けます。

そしてこのサイクルは短く、そして激しくなっていき、最終的には逃げ出す気力も機会もなくなり、抜け出すことが難しくなります。

そうなるまえに、少しでも恋人から受けた暴力が「嫌だな」っと思ったら逃げ出すようにしましょう。

「これくらい平気」「私が彼の側に居てあげなくちゃ」と自分を犠牲にしてしまう必要はありません。

あなたはあなたで、恋人のストレス発散などの理不尽なサンドバックではありません。

DVは「こうされたらDVですよ」という明確な規定があるわけではありません。

被害を受けた人が「嫌だ」と思ったら、それはもうDVで暴力です。

この記事を書いた人

エトウ
エトウ
大阪府出身。自分らしく仕事が出来るようにフリーランスライターになる。
得意ではないが、裁縫やDIYなど物作りが好き。
どこかに女性らしさを置いてきてしまった残念な人なので、リルコノで記事を書きつつ、女子力を身につけていきたいです。
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