動きやすく、さわやかなイメージで、春夏の着こなしの定番にもなっている「マリン・スタイル」。
ブルー系を基調にした涼しげなファッションですが、空気の澄んだ秋冬にも、よくマッチするものなのです。
マリンスタイルは抜け感がある
吐く息が白くなるシーズンは、厚手のコートやボリュームのあるブーツが活躍します。そして黒や茶色など、重たい配色が中心になりますよね。ダーク系の重厚感がある着こなしは、ゴージャスな反面、ちょっと息苦しいかもしれません。
そんな時、細身のボートネックのボーダーのトップスや、トリコロールなどをとり入れた軽やかな装いは抜け感があって、フレッシュな印象になります。
寒そうに見えないかしら?
「暑い時はさも涼しげに。寒い時は見るからに温かく」と言う言葉は、かの利休居士によるもの。すると、寒色系を多用するマリン・スタイルなんて、みすぼらしくならないかしら?と、心配になるかもしれません。
けれども、素材やコーディネートにちょっとした変化をつけるだけで、落ち葉の舞う街に似合うマリンが完成します。
汗ばむ時期はコットンのTシャツを着用していたのであればカシミヤやモヘヤのセーターにかえるなど、ぬくそうに見せる工夫を。
一例をあげると、革のジャケットをとりいれたり、襟や袖のまわりにさりげなくファーをあしらうと、冬らしくなりますよ。
我慢して薄着をすると、風邪をひく原因になってしまいます。
自分の体感温度と相談しながら、着用していてもっとも気持ちよいと素直に感じるのが、ベストな着方です。
おとなの女性のマリンルックは、あたたかさとさわやかさを両立させるのが、センス良く見えるポイントです。
この記事を書いた人
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82年岡山県玉野市生まれ。同市在住。歌誌「短歌人」に出詠中。
新聞・雑誌の読者投稿を経て、2014年から、ライターとして活動開始。
短歌実作の話をすると、某読者様に「与謝野晶子みたい」と言われました。しかし、作品ではなく、外見のことだ判明して撃沈。以来、自称ニューハーフ顔だと信じこみ、たくましい髪質と骨格を、カバーしながらも、生かす美容と、ファンションを研究中です。
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