リルコノ
2015/06/23 07:06

映画『ウソツキは結婚のはじまり』に学ぶウソの中の幸せ

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みなさまこんにちは。Lilcono(リルコノ)映画ライターのAyakaです。
ラブストーリーでよくある“ウゾ”。大体の作品はくだらないウソがバレて修羅場に発展しますよね? でも映画『ウソツキは結婚のはじまり』ではウソが素敵なパートナーを発見するという、今までにないハッピーなウソの修羅場をみることができます。
今回はウソの中の幸せをご紹介。

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あらすじ

結婚してないのに左手の薬指に指輪をして、女性を落とすというテクニックを持っているダニー。なぜ、彼は“既婚者”を演じるのか。それは1988年の辛い経験がきっかけ。

当時心臓医見習いだったダニーは、結婚式の一時間前になんと婚約者が、ダニーの鼻が醜いということや、彼の妹の悪口を言っているのを聞いてしまう。
それを聞いたダニーは、ショックのあまり結婚式から逃げ出してしまったのだ。

指輪を眺めながらバーでお酒を飲んでいると、なんと隣の女性の同情を誘うことに成功!お持ち帰りしてしまう。

その後の彼は美容外科医に転職し、コンプレックスであった鼻もキレイにして“指輪”を使い数々の女性を落とすことに成功していた。

そんなある日、ダニーは美しい小学校教師パーマーと出会う。運命を感じるが、パーマーが婚約指輪を発見し、修羅場に。ダニーはその場しのぎのウソをつきまくり・・・。

 



 

ウソツキが本当のことを話せる人とは。

ダニーはパーマーに、「子供からも愛されている。」「浮気調査番組がきっかけで嫁の浮気が発覚した。」など、パーマーを落とすため、おもしろいぐらいウソが口から飛び出す。

だが、同じ美容外科で働くシングルマザーのキャサリンには、相談を交えながら唯一本当のことを話している。
キャサリンはリッチな男と結婚した旧友に会った際、見栄をはり、“ダニーと結婚して幸せな夫婦生活を送っている”とウソをつく。
そんな似た者同士の二人。ダニーがパーマーのことで真剣に悩んでいるのを、元気つけるキャサリンは、恋愛以上の何かで結ばれているように見えた。

ウソをつくことに必死になってしまっているダニーはある意味「恋は盲目」という感じで、本当に大切な人の存在に気付いていない。
それがウソをつくことによってだんだんと自分の気持ちが明確になるシーンはたまらない。

 

ウソをつくことでいっぱいいっぱいになっていても、そのウソに協力してくれる人が案外自分にとって大切な人なのかもしれない。

 

 

 

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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