こんにちは!Lilconoライターのエトウです。
2018年1月1日~2月5日(宝塚大劇場の場合)まで公演している、宝塚歌劇団の「ポーの一族」。
もともとは小学館フラワーコミックスで連載されていたコミックスが原作の舞台です。
原作ファンだった監督の小池修一郎は、同作品をミュージカル化するのを夢見て宝塚歌劇団に入団し、原作者に30年余り断り続けながら、やっと舞台化が実現した作品です。
今回は、ポーの一族の原作を中心にご紹介いたします。
ポーの一族のあらすじ
タイトルにもなっているポーの一族は、何百年も昔から死なず老いずに暮らす、「バンパネラ」と呼ばれる一族です。ポーの一族は人間の生気を吸い、自分たちが選びぬいた人間を仲間に加えながら細々と暮らしてきました。
人間の生気を吸うと言っても、人間を殺してしまうわけではありません。
普段は村いっぱいに植えたバラを栽培することで、バラから生気を摂取しています。
しかし、バラからの生気では足りない場合は、人間から殺さない程度にエナジーを吸って生きてきました。
しかし、分別のない仲間たちによって、人間が殺されてしまう事件が起こってしまいます。
古来より死なず老いずのバンパネラの伝説を知る人間たちは、バンパネラを殺す方法も知っているのです。
人間から追われるようになったポーの一族は、各地を転々よしながら旅を続け、細々と仲間を増やしながら暮らす物語です。
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ポーの一族の主人公 エドガーとは
主人公は、ほぼ全ての「ポーの一族」シリーズに登場するエドガーです。義母の策略で乳母に妹と捨てられたところ、老ハンナに保護された生い立ちがあります。
ある日、ポーの一族がバンパネラだと知って怖くなり、妹のメリーベルと共に逃げ出そうとします。
しかしメリーベルを盾に脅迫され、エドガーは成人したらポーの一族に加わる約束をしました。
成人の時が近づくにつれ、エドガーはポーの一族に加わることに反抗するようになり、近隣の村に自分の妻をバンパネラに殺されたと信じている男を使って、ポーの一族に謀ろうとします。
結果としてこの作戦は失敗に終わり、エドガーを保護した老ハンナは死んでしまいます。
老ハンナの意志を汲んだ大老・ポーによって、エドガーは約束の時よりもずっと早い14歳で人間としての時間を止められてしまいます。
その後、エドガーは妹のメリーベル以外に、仲間2人と各地を転々としながら旅をして暮らしていきますが、妹も仲間も失い、自分一人になってしまいます…。
ポーの一族はドラマにもなっていた!
2016年3月に、元SMAPの香取慎吾が主演を勤める「ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~」では、ポーの一族がモチーフになっています。しかし、実際に取り入れられたのはポーの一族の特徴のみで、それ以外は創作のような出来で、原作ファンから「これは酷い!」と一時炎上しました。
「ポーの一族を見たい!」という人は、原作を読むか、原作者が大絶賛した宝塚歌劇団の舞台を見ることをおすすめします。
宝塚歌劇団 花組公演/ポーの一族
この記事を書いた人
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大阪府出身。自分らしく仕事が出来るようにフリーランスライターになる。
得意ではないが、裁縫やDIYなど物作りが好き。
どこかに女性らしさを置いてきてしまった残念な人なので、リルコノで記事を書きつつ、女子力を身につけていきたいです。
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