リルコノ
2017/02/04 07:02

恋愛を熟知した女性の恋心が参考になる。『New York 結婚狂騒曲』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。
オトナ女子の域に達すると、恋愛を純粋に楽しむことができなくなったりしませんか?
私は現在、「自分のキャリアのためにお金を投資したい」という考えが強く、もし彼氏ができたたら・・・お金も時間もかなり突っ込むことになる(汗)!と、ついついそんな考えになってしまうセコい女性に成長してしまいました(笑)。

「恋愛をしたい!」という気持ちよりも、現状の生活のことばかりに悩んで、いつしか「恋愛=面倒なもの」という考えになってしまった私のような女性はたくさんいると思います。
しかし、「こんなんじゃダメ! 周りはもう結婚して家庭を築いて、お母さんやってるのに・・・」と焦る気持ちもあるのが現状。

では、なぜ「恋愛=面倒なもの」という考えになってしまったのか。
それは、きっと傷ついたりするからなんですよね。
しかし、どんなハリウッド女優やスーパーモデルでも、恋愛すれば、傷ついたりすることだってあるんです。
「恋愛に関しては、みんな平等に苦しむ」ということを教えてくれた作品を今回はご紹介します。
ラブコメ作品『New York 結婚狂騒曲』。『キル・ビル』で知られるユマ・サーマン主演です。
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恋愛のエキスパートが、三角関係に悩みまくる!

主人公は、「ラブ・ドクター」と称され、人気ラジオパーソナリティー兼恋愛カウンセラーのエマ(ユマ・サーマン)。
彼女は完璧すぎる婚約者リチャード(コリン・ファース)ともうすぐ籍を入れることに。

そんな時、ラジオ番組でリスナーの女性から恋愛相談を受けたエマは、「別れたほうがいい」と忠告。
そのせいで突然、別れを告げられた消防士のパトリック(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、見ず知らずのエマに怒りを覚えます。
彼は腹いせにネット上で戸籍を改ざんし戸籍上でエマを妻にしてしまうのです!
一方、エマは入籍届を出す際に自分が戸籍上パトリックと結婚していることを知り、驚愕!
訳も分からずパトリックに会いに行ったエマは、破天荒なパトリックに振り回され・・・。

 

婚約中に、他の男性に惹かれてしまう

英国紳士でデキる男・リチャードがいるにもかかわらず、一緒にいてどこかホッとできて、気軽に笑いあえるパトリックに徐々に惹かれていくエマ。
でも「自分は婚約中だ」と、何度か自分の気持ちを制御しようとするシーンが見受けられます。
恋愛のエキスパートがこんなにも恋愛に悩むという設定の作品は、ありそうでなかった気がします。これはもう、ザ・女性向けムービー!

本作からは、恋愛には偶然なんてなく、いつ恋愛するかなんて自分では全く予測できないというメッセージが込められている気がします。
本作を見れば、傷つくことを恐れずに恋愛することの価値が見いだせるかもしれません。

それにしても私の中で、ユマ・サーマンは『パルプフィクション』のイメージが強かったのですが、こんなドタバタラブコメディにも出演するんだと、ちょっと驚きました。ユマ・サーマンファン必見です。

 

使える英会話♡

今回抜選したシーンは、パトリックが訳も分からずソフィアから振られた後、道でばったりソフィアを発見するシーン。
パトリックは、消防トラックからスピーカーを使い、八百屋に入った彼女と話そうとします。

パトリック「Please come out here, so we can talk.」
(頼むから外に出てきて、話そう)

パトリック「No no no... you sir.Fireman, we don't arrest people.」
(違う違う・・・あんたじゃない。消防士だ。誰も逮捕しない。)

パトリック「Sophia, I'm not gonna go anywhere until you come out here.」
(ソフィア、君が出てくるまで俺はどこも行かない。)

 

  

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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