リルコノ
2016/12/03 07:12

オトナ女子要注意。純粋な一目惚れストーリーに背筋が凍る。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』

女子目線、大人のレビュー

こんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。
高校生の時って、純粋な恋愛ムービーを友達同士でみてキャッキャとときめたりしませんでしたか?
私が高校生の時は、ちょうど『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒット。学校帰りに友達と映画館に立ち寄って純粋な恋愛ストーリーに号泣したのが、かなり懐かしいです。
当時はラブストーリーに純粋に憧れていたのですが、大人になるにつれ、現実に絶望し(笑)、そんな恋愛ストーリーを純粋に楽しめなくなりました。時には背筋も凍ることも。

今回ご紹介するのは、とってもいい意味で背筋が凍った作品『カノジョは嘘を愛しすぎてる』。
「僕は妹に恋をする」「僕の初恋をキミに捧ぐ」の青木琴美による同名人気コミックを、佐藤健主演で実写映画化した本作。
ポイントは音楽!いち音楽ファンとして観ても、楽曲が最強なんです。
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孤高のサウンドクリエイターと才能溢れる少女の恋愛

舞台は音楽業界。小笠原秋(佐藤健)は、人気バンド「CRUDE PLAY」をデビュー前に脱退。
曲を提供しながら孤高のサウンドクリエーターとして活動を続けていました。
そんなある日、「CRUDE PLAY」ファンの女子高生・理子と出会い、気まぐれで声をかけます。名前も「シンヤ」とウソをつき、秋だということを隠して彼女と付き合うことになります。
しかし、天性の歌声の持つ彼女は敏腕プロデューサーに見出され、おさななじみ同士で3人組バンド「MUSH&Co.」としてデビュー。「CRUDE PLAY」のベーシストであるシンヤがプロデュースすることになり・・・。


理子の声に鳥肌!

ます本作のポイント、それは力強い理子の歌声!
彼女は、およそ5,000人もの候補から選出された大原櫻子。
昨年は紅白歌合戦にも出場し、今や10代から絶大な人気を誇る彼女は本作でデビュー。
理子が秋の家で一緒に歌うシーン、かなり鳥肌が立ちます。彼女は鼻歌すらウマイ!またパワフルで臨場感溢れるライブシーンにも魅了されてしまうこと間違いなし。
ちなみに楽曲提供は有名音楽プロデューサーで東京事変のベーシストでもある亀田誠治。クオリティたかすぎる。


オトナ女子からしたら心地のいい鳥肌

イケメンでミステリアスな彼氏が、本当は自分の大好きなサウンドクリエーターだった。
しかもそんな彼と、イケメンベーシストが自分をプロデュースするのにバトルする。
「なんという展開ですか」「そんな無茶な」とオトナ女子なら絶対にツッコミを入れてしまうであろう、まさにザ・少女漫画な展開。でも、なんだか心地いい。
反町隆史演じる敏腕プロデューサー、相武紗季演じる歌姫以外、みんな純粋。
女性の胸キュンポイントも詰まりまくりな本作を見れば、きっと現実逃避できること間違いなし。でも10代にもどりてぇ〜・・・と自分の年齢を恨んでしまうから要注意です。



  

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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