リルコノ
2014/04/22 09:04

「紫外線を浴びた=シミになる」と思ってませんか?

コスメコンシェルジュ5902
こんにちは、Lilcono(リルコノ)ライターのささきひろこです。
「紫外線を浴びた=シミになる」ではないことをご存知ですか?

一般的によく言われている、
「紫外線を浴びた蓄積が、やがてシミになる」という話。

これ、かなり“はしょり過ぎ”なのです。

紫外線が影響しているのは間違いないのですが、

正確には、
「ターンオーバー(新陳代謝)の乱れ・低下によりメラニン色素が排出されなかった」
ことによりシミとなって残るのです。

子供の頃、真っ黒に焼けても数ヵ月後には真っ白に戻っていましたよね。

あれは、ターンオーバー(新陳代謝)が正常に行われていたからなのです。

そこで【シミ対策シリーズ】第3弾の今回は、
もっとも私たちを悩す紫外線によるシミ発症のメカニズムについてみていきましょう。

 

紫外線対策画像1

 

紫外線によるシミ発症のメカニズム

紫外線が表皮細胞を照射

活性酸素が発生

肌の内部を守る情報伝達物質『エンドセリン』が分泌

色素形成細胞『メラノサイト』に「メラニンをつくれ」と指令

メラノサイトにある酸化酵素『チロシナーゼ』が働きはじめ、メラニン色素を生成

ターンオーバー(新陳代謝)とともに排出←(正常の場合)

過剰なメラニン色素・ターンオーバー(新陳代謝)の乱れにより
排出できなかったものが“シミ”となって残留

本来であれば、ターンオーバ-(新陳代謝)とともに
シミの素「メラニン色素」は体外へ出ていくのです。

 

「メラニン」は敵ではない

メラニン色素と聞くと、つい嫌悪感を抱いてしまいがちですが、
実はなくてはならない存在なのです。

このメラニンが、紫外線による活性酸素のダメージを緩和し、
自らが酸化して黒くなることで皮膚細胞へ被害が及ばないよう
防ぐ働きをしています。

メラニン色素がなければ、紫外線が皮膚の奥深くまで入り込み、
水ぶくれ・炎症・皮膚癌を引き起こす要因にもなります。

紫外線対策はもちろん大事ですが、メラニン色素が
肌を守ってくれているということもお忘れずに。

 

憎むべきは「活性酸素」

皮膚で発生した活性酸素は、メラニン色素を生み出すだけならいいのですが、
“しわ”や“タルミ”の要因にもなりうる憎き存在でもあります。

活性酸素は、肌弾力のキーとなるコラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質を破壊し、
“しわ”や“タルミ”を生み出すのです。

紫外線によるシミ発症のメカニズム、
以前よりも理解が深まったのではないでしょうか。

ターンオーバーさえ正常ならば、何も怖いことはないのですけれど。

加齢とともに低下してしまうターンオーバーを活性化させる方法については、
また改めてお伝えしたいと思います。

こちらもご期待ください!

  

この記事を書いた人

ささきひろこ
ささきひろこ
コスメコンシェルジュ/コスメ薬事法管理者/ビューティー心理セラピスト/フリーライター。
幼少の頃より人一倍「おしゃれ」が大好きで、何かと人とカブらないよう自分なりの“こだわり”を持って成長する。

10代後半頃からは、コスメのパッケージやブランドよりも「配合成分」に心酔。
現在、低GI・グルテンフリー料理レシピを開発中。

女性がいつまでもキレイに輝いていられるための研究とそれを共有することが、私の使命です。
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