こんにちは、Lilcono(リルコノ)ライターのささきひろこです。
以前掲載した記事「「紫外線を浴びた=シミになる」と思ってませんか?」で
ターンオーバーが正常であれば、紫外線を浴びても必ずしもシミとなって残るとは限らないというお話をしました。
ではこのターンオーバーは、どうしたら正常に行えるようになるのでしょうか。
今回は、「ターンオーバー」に着目してみたいと思います。
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ターンオーバーって何だろう?
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」からできています。さらにその中の「表皮」は、4層に分かれています。
①基底層
②有棘層(ゆうきょくそう)
③顆粒層(かりゅうそう)
④角質層
「表皮」内において行われる、細胞分裂によって新しくできた細胞が
表面まで押し上がり、自然とはがれ落ちるまでのことをターンオーバーといいます。
このターンオーバーは、約28日間に及ぶとされており、
①~③までに約14日間、④において
角質細胞が約14日間でアカとなり排出されるのです。
しかし加齢とともにだんだん遅くなるターンオーバーは、
40代にもなると45日程かかるとも言われています。
ターンオーバーを活性化させるには
遅くなってしまったターンオーバーを活性化させるには、肌細胞が分裂しやすい環境を整えてあげることが必要です。
午後10時~午前2時の間は、最もターンオーバーが活発になる時間帯。
この時間帯には、メイクを落とし就寝しておくのが理想的です。
また、細胞分裂を促進させるための栄養や酸素を送り込む「血液循環」をよくすること。
それには血行促進も重要なのです。
適度な運動や入浴を心がけて。フェイスマッサージを取り入れるのもよし。
ビタミンの摂取や、紫外線予防は言うまでもありません。
ターンオーバーが遅くなると、肌がくすみがちになります。
もしもケミカルピーリングが可能な肌であれば、定期的に施術を受けると、
くすみが解消され、肌が活性化する効果もあるので検討してみては。
ただし、ピーリング後は紫外線を吸収しやすいので、
UV対策はいつも以上に念入りに。
ターンオーバーは早すぎてもダメな訳
心配すべきは、“遅い”ことだけではありません。ターンオーバーは早すぎてもよくないのです。
上記に挙げた「④角質層」に未熟な細胞が押しあがった状態となり、
バリア機能はさらに低下して、肌トラブルが起きやすくなるからです。
その症状は、乾燥・かゆみ・毛穴が詰まるといったもの。
原因として考えられるのは、洗いすぎ・角質ケアのしすぎ・熱いお湯で洗うなどにより、
必要な角質まで落としてしまうことです。
ターンオーバーは遅すぎても早すぎてもよくないことが、
お分かりいただけましたでしょうか。
できる限り正常化させて、トラブル知らずの肌で過ごしたいですね。
この記事を書いた人
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コスメコンシェルジュ/コスメ薬事法管理者/ビューティー心理セラピスト/フリーライター。
幼少の頃より人一倍「おしゃれ」が大好きで、何かと人とカブらないよう自分なりの“こだわり”を持って成長する。
10代後半頃からは、コスメのパッケージやブランドよりも「配合成分」に心酔。
現在、低GI・グルテンフリー料理レシピを開発中。
女性がいつまでもキレイに輝いていられるための研究とそれを共有することが、私の使命です。
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