乾燥の気になる季節になってきましたね。こんにちわ、Lilconoライターのみさきなぎさです。
近頃、体や顔以外にもシャンプーの原料としても注目されている美容オイルですが、乾燥対策には欠かせない存在ですね。
「アルガンオイル」や「ホホバオイル」など、よく耳にしますが、実際何からできているのか知らない人も多いはず。
「○○オイル配合」と書かれていると、どんな違いや特徴があるのか分からず「なんとなく良さそう…」という印象で手に取っていませんか?
それぞれの美容オイルの特徴を知れば、もっと自分に合った使い方ができます。
今回は、美容オイルの原料や効能についてご紹介します。
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モロッコの奇跡の実!アルガンオイル
最近CMでもよく耳にするようになった「アルガンオイル」。
モロッコの南西部のみに生息する樹の実から採れるオイルです。
30kの実からたった1ℓしか採油することができない貴重なオイルで、モロッコでは古くから傷の修復や火傷の治療に使われており、その効能で「奇跡の実」と呼ばれるほどです。
アルガンオイルは他のオイルに比べ、老化の原因でもある活性酸素を除去する抗酸化物質が多く含まれているので、アンチエイジングに効果的です。
また、肌の水分と油分のバランスを整えてくれたり、エモリエント効果で肌を柔軟にし新陳代謝も活発にすることで肌のキメを整えてくれます。
使い方としては、肌に薄くのばしたり、体や頭皮のマッサージオイルとしても人気の使い方です。
浸透性が高いので、クレンジングとして使用すると汚れまで浸透させる恐れがあるので、避けた方がよいです。
「半永久的に腐らない金の液」ホホバオイル
(出典元:http://aromasalonjubilee.blog71.fc2.com/)
ホホバは乾燥地帯に生育する低木で、樹齢200年にもなる珍しい樹です。
成長速度が遅く、実の収穫は10年経たないと出来ないため、希少価値の高いオイルです。
分子構造の特徴から、半永久的に腐敗しないため品質の劣化がないので美容オイルとして優れています。
抗酸化作用が高く、肌の保湿効果もあり、南米の先住民はホホバオイルを「金の液」と呼び、日差しにさらされる体に塗ったり体調管理に使っていたそうです。
また、ホホバの最大の特徴は、アレルギー肌・敏感肌などすべての肌質に合う良質で安全な美容オイルと言えます。
なんと人工心臓の潤滑油として唯一使用されているのがホホバオイルです。
非加熱のコールドプレスで抽油されたホホバオイルは、バクテリア破壊力がありアトピーの治療にも効果があると研究で認められています。
貴重で高価なオイルですが、アクネケアやアトピーなど、敏感肌でケアにお困りの方にはオススメの美容オイルです。
化粧水前のブースターにスクワランオイル
(出典元:http://www1.kcn.ne.jp/~tara/manihi_fish.html)
深海鮫の肝臓から採れる肝油の主成分である「スクワレン」を精製して安定化させたものが「スクワラン」です。
スクワランは皮脂膜として人間の肌にも含まれている成分なので、アレルギー肌や敏感肌の人にも安心して使えます。
特徴としては成分が「スクワレン」のみなので、アレルギー反応が出ないことです。
それと同時に肌なじみがいいので浸透性に優れ、他の化粧水などの美容成分を一緒に浸透させる効果があるので、ブースターとして使用するのに適しています。
紫外線や空気による酸化もせず、クセがない使い心地は、美容オイル初心者にぴったりです。
外からも内側からも健康美人になれる身近なオリーブオイル
(出典元:http://aidavoice.exblog.jp/13316620/)
料理にも使われるので、私たちの生活でもっとも身近な美容オイルはオリーブオイルだと思います。
その名の通り厳選されたオリーブの実から抽油されたもので、その中でも一番絞りのものをエキストラバージンオリーブオイルと言い、美容に適しています。
主成分は「オレイン酸」で、善玉コレステロールを増やしてくれるので中性脂肪を減らしたり、腸の働きを活発にしてくれるのでダイエットにも効果的です。
肌に塗ることで、保湿効果はもちろん皮膚を柔らかく保ち肌トラブルを防いだり、メイク汚れとの馴染みも良いのでクレンジングとしても使われることが多いです。
注意したいのは鮮度です。
オリーブオイルは酸化が早いので、開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。
また料理用のオリーブオイルは、風味を活かすために精製度が低いものがありますので、肌に塗ったり美容オイルには使用しないよう注意しましょう。
たるみや毛穴対策にはローズヒップオイル
(出典元:http://blog.rose-hip.jp/lavo?p=list&ca=29)
(出典元:http://lacucina.jp/hpgen/HPB/entries/2.html)
ローズヒップオイルは、バラ科の植物の実の内部にできる種子から抽油されます。ローズヒップティーは飲む美容法としても有名ですね。
ローズヒップオイルは、必須脂肪酸のリノール酸とリノレン酸をバランスよく含んでおり、その中でもαリノレン酸は皮膚の炎症を抑えたり、ターンオーバーを促す効果があります。
また、ビタミンCが豊富に含まれていることや、強力な皮膚回復物質(天然トランスレチノイン酸)が含まれていることから、しみ・しわ・たるみ・毛穴ケアに効果的でアンチエイジングにぴったりの美容オイルです。
酸化が早いので、開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。
酸化を遅らせるために、ホホバオイルやオリーブオイルなどと混ぜて使う方法もあります。
最後に…
今回は美容オイルとして有名な5つをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?それぞれに特徴や注意点がありますので、自分の肌や使うシーンに合わせて選んで下さい。
どのオイルも希少価値のあるものばかりで、値段にすると高価かもしれません。だからこそ、より効果が実感できる使い方をしていきたいですね。
この記事を書いた人
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ヘルシー、セーフティー、ハッピーな食卓をもっとうに
活躍している料理研究家。
さまざまな飲食業界で活躍後、料理教室の講師に。
レッスンの他、レシピ開発、料理や栄養素関連の教科書、
フードコラムなどの執筆に携わる。
出産を機に、フリーライターとしても活躍。
保有資格は、栄養士、雑穀マイスター、ベジフルアドバイザー
と食専門な私ですが、こちらでは、ミーハーで
人生奮闘中の一女性として、さまざまな情報を綴りたいと思います。
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