Lilcono(リルコノ)ライターのコロポンです。
ソーシャルゲームを運営していると
「不具合・バグ」に悩まされるのは日常茶飯事。
ましてや、万を持してリリースしたはずのイベントに、
すぐ不具合が発生しているとわかったら…
一体、運営の中の人たちはどのような様子になるのでしょうか。
さっそくご覧ください。
不具合を検知
運営チームは、イベントをリリースしてほっと胸を撫で下ろしつつ、
様々な情報源を駆使して不具合等がないか見守っています。
不具合の検知の方法としては
・サーバーからのアラートメール
・自分で実際にプレイしてみて気づく
・ユーザーからのお問い合わせ
・2chなどの掲示板
などが挙げられます。
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会社にもよるとは思いますが、
意外と2chも読まれているものなのです。
2chの書き込みが一番不具合報告が早い…という場合も実はありますよ。
では、不具合に気づいた運営チームが次に起こす行動を見てみましょう。
緊急度を確認する
不具合がありそうだとわかると、エンジニアがすぐに緊急度の判断にとりかかります。
一番緊急度の高い不具合は「課金系」です。
ユーザーに課金してもらったのに、
正常に課金が実行されなかったり、
アイテムが付与されなかったりしたら、一大事です。
次に緊急度の高い不具合は、
「アクセス不能系」でしょう。
サーバー負荷が高まるなどしてユーザーがアクセスできないとなると、
当然サービスとして致命的です。
「そこまで緊急度は高くない」と判断されたり、
「アプリ側の不具合で急いでもすぐには直せない」
という判断が下された場合は、
できるだけ早く修正して対応するということで、
その日はひとまず家に帰れそうです。
でも、先ほど挙げたような、
緊急度がとても高い不具合が発見されてしまったら…
緊急メンテナンス状態にするなどして、昼夜問わず対応
これ以上ユーザーがアクセスしては困るくらい危険な状態の場合は、ユーザーのアクセスを止めるために「緊急メンテナンス状態」にします。
一時的にサービス停止という状態になるので、
最後の手段と捉えても良いような、
重篤な状態と言えるでしょう。
そうなると、一刻も早くサービス再開するために、
エンジニアだけではなくプランナーもデザイナーも、
その場にいる全員が団結して事態の収拾を図ります。
アルバイトのデバッガーがもう帰ってしまっている
という時間の場合も多々あるので、
みんなで実機を持って動作確認をしたりします。
そして夜も更けて0時を回るような事態になってしまったら…
プランナーがコンビニに出向き、エンジニアへの差し入れを購入します。
そうしてチームの団結は高まり、
「二度と不具合を起こすまい」という決意を、
各々が心の中で固め、さらに夜は更けていくのです…
※会社やチームによって雰囲気はかなり異なる旨、
承知しておりますが、悪しからずご了承ください。
この記事を書いた人
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87年北海道名寄市生まれ、旭川市育ち。名古屋大学文学部を卒業後、文学とは全く関係のないゲーム業界に就職。
ソーシャルゲーム制作・運営に携わるものの、徹夜続きの激務に耐えかねドロップアウト。
現在は派遣OLの傍ら、ブロガー・ライターとしても活動中。
ゲーム・アプリ・ガジェットなどのギーク女子的な分野はもちろん、
雑貨・旅行・ネイル・働き方などの分野の記事も書かせて頂いています。