リルコノ
2017/03/11 07:03

自分のことが普通だと思っている人に観て欲しい(グロ注意)『アイアムアヒーロー』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

「夢はあるものの、なかなか目が出ない!」「でも諦めたくない!」「夢はきっと叶うもの!」と夢に対して情熱があるアナタ。
情熱があるってことはとっても素晴らしいことだと思いますが、リアリシストな人から「現実を見なさい」「あなたはいたって普通の人間」と言われてしまうことがあるかもしれません。

まあ、確かに目が出ないうちはいたって普通の人。
夢を持ってモチベーション高くやっている自分の情熱は他人にはとってもわかりづらいものなんですよね……私もライター歴3年。

そろそろ目を出したい!!(笑)
そんなパッとしない生活の中で「普通の人」呼ばわりされ落ち込んでいる方におすすめしたい作品を今回はご紹介。
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』などの花沢健吾の人気コミックを実写化したパニックホラー『アイアムアヒーロー』です。



※本作はちょいグロいので、血がブッシャーっていうのが苦手な人にはおすすめできません。
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名前は英雄(ヒーロー)と書いてヒデオです。

主人公は漫画家の鈴木秀雄(大泉洋)。彼は15年前に新人賞を受賞して以来、売れずにアシスタント生活を送っていました。

彼は34歳になる彼女・徹子と同棲しているのですが、パッとしない生活や生活費のことで冷めた関係に。
そんな状況を打破しようと新作を出版社に持っていきますが、それも一蹴されてしまうのです。

そんな冴えない日々が突如終わりを告げます。
人間を凶暴に豹変させるウイルスが流行!
たちまちZQNと呼ばれる感染者で溢れかえります。

ちなみにゾンビ形式で噛まれたらZQNのウィルスに感染しちゃいます。
徹子も感染! 慌てて銃を持って逃げ出した秀雄は女子高生の比呂美(有村架純)と出会い、二人で逃げることに。

しかし比呂美の首元には小さな噛まれたあとが……。なんと歯のない赤ん坊に噛まれて半分ZQN状態に。
そんな彼女を連れて大型ショッピングモールに逃げ込んだ秀雄は藪(長澤まさみ)と出会います。


銃社会じゃない日本ならではの"パニック"

海外のゾンビ映画は、武器として銃が簡単に手に入りますよね。しかし、本作では銃を持っているのは秀雄のみ。
しかも秀雄は「外で銃を出すと違法だから」と完璧に法に従うザ・日本人。

そんな彼のみが猟銃を手にし、残りの生存者はハンマーとか斧とかで戦っていきます。この設定は日本ならでは。
ジャパニーズらしい、ジャパンを代表するゾンビ映画と言っても過言でない本作は、きっと海外の人も楽しめると思います。

「いたって普通」。それが悩みだった鈴木秀雄が勇気を持ってヒーローになろうと奮闘する。
そんな彼の心境や行動を見れば、普通の人だって何か輝くものは持っているんだなと実感します。

パニックホラーで、口が開きっぱなしになっちゃう本作。テンポもよくって爽快感が半端ない! ぜひ自分のことを「冴えない普通の人」と思っていたり、他人から「普通」と言われて落ち込んでいるアナタに楽しんでもらいたいです。


  

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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