リルコノ
2014/08/22 18:08

恋愛詩集と言えばこの一冊!銀色夏生『微笑みながら消えていく』

Girl'sLoveBook_590_1
Lilcono(リルコノ)美容ライターのekoです。

お盆休みも、あっという間に終わってしまいましたね。
でも、夏の暑さはまだまだ続きます。
紫外線対策は万全に!

というわけで、いつもならここで美容ネタを披露していますが、
今回は、「美容にも効く、読むサプリ」第3回ということで、詩集のご紹介を。

Sponsored Link

 

恋愛中、うまく言葉にできない気持ちにぶつかったときに

皆さん、詩って読みますか?
もしかしたら、学生時代に国語の教科書で読んで以来、ご無沙汰という方も多いかもしれません。

でも、実は恋愛をしている大人女子にこそ、詩がおすすめなんですよ。

恋愛っていつでも順調に進んでいくわけではないですよね?
自分の思いがうまく伝わらなかったり、気持ちのすれ違いがあったり。
ケンカをして、仲直りをして、お互いのことを知りながら、少しずつ彼との距離を縮めていくものだと思います。

そういう恋愛の色々な場面で、
“うまく言えないけれど、心の中にある気持ち”
を、詩は「言葉」という形で表現してくれるんですよ。

 

大人女子におすすめ!恋愛詩集なら銀色夏生

私は、小さな頃から詩が大好きで、中学・高校時代は、今は亡きやなせたかし氏(アンパンマンの作者)が編集長を務めていた『詩とメルヘン』(2003年休刊)を毎月購読。
室生犀星、立原道造、谷川俊太郎、寺山修司にハマり、お気に入りの詩は、とりあえずノートに写して暗唱していました。

そして暇さえあれば、池袋『ぽえむぱろうる』(詩集専門店・2006年閉店)に通い、詩集を眺めているだけで幸せ、というちょっと変わった(?)学生時代を過ごしました。

そんな詩集大好きの私が、恋愛中の大人女子におすすめしたい詩集がこちら。

銀色夏生『微笑みながら消えていく』(角川書店)

銀色

普段、あまり詩集を読まないという大人女子の皆さんでも、十代前半の多感な時期に銀色夏生にハマったという方は多いのでは?
『つれづれノート』シリーズは25冊を超え、今や日本を代表する女性詩人の一人、銀色夏生。
恋をしているときの様々な気持ちの移り変わりを、わかりやすい言葉で紡ぎだすことのできる稀有な存在です。

この『微笑みながら消えていく』は、写真詩集とも言える詩集で、全ページに空や緑などの風景写真が載っています。

銀色2

詩だけではなく、ごく短い掌編のようなお話も載っているので、写真、詩、掌編と、そのときの気分によって様々な楽しみ方ができる優れものの一冊。

同じく銀色夏生でおすすめしたいのが『葉っぱ』(幻冬舎)

銀色3

こちらも、色とりどりの葉っぱの写真とともに、いくつもの詩と短い文章が載せられています。
『微笑みながら消えていく』よりも恋愛度は少々高め。

失恋をしたときの乗り越え方は、人によって様々ですが、好きな人にフラれてしまうと、どうしても自分を責めてしまいますよね。

何がいけなかったんだろう?
どうすればよかったんだろう?
あんなことを言わなければよかった。
あんな態度をとらなければよかった。

そういうことをグルグルと考え続けて、出口が見えなくなるときがあると思います。
そんなときには、こちらの詩集を。
答えが書いてあるわけではないけれど、心がふと軽くなる瞬間があるはず。

恋愛中は自分の中の色々な感情と向き合わなければならなくなりますが、恋愛に立ち止まってしまった時には、ぜひ詩集を読んで、疲れた心を癒してくださいね。

最後に、『微笑みながら消えていく』より私のお気に入りの一節を。

「この恋や他の今までの恋があなたにとってどんな意味があったのだろう
きっとそれらは あなたが本当の恋に飛び立つための滑走路だったのだ」


銀色夏生 公式ホームページ
http://ginironatsuo.com/index.html
今までに発表された詩が載っています。未読の方はぜひチェックを!

 

 

  

この記事を書いた人

eko
eko
フリーの美容ライターとしてWEBメディアを中心に活動中。
得意分野は、スキンケアやヘアケア、体の中からキレイを目指す食事など美容全般。
現在は、過保護になりすぎた肌を脱却すべく肌断食にチャレンジしています!
自分の経験も生かしつつ、キレイを叶えるための美容に関するTIPSをご紹介できればと思っています。
最近のお気に入りBGMは、三浦大知『The Entertainer』
Sponsored Link

こちらの記事も人気です。

Sponsored Link