レオナルド・ディカプリオの代表作といえば『タイタニック』ですよね。
彼が『タイタニック』後、オファーされた100本の作品の中から選んだのはサスペンス・アドベンチャーの『ザ・ビーチ』なんです。
『タイタニック』の役柄とはまた違い、レオ様が演じるのは刺激を求めるバックパッカー。
新しいことに挑戦しても結局同じことを繰り返している。そんな退屈なサイクルにはまり込んでしまったバックパッカーがとってもレアな新境地に行くストーリーです。
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あらすじ
バックパッカーで世界中を旅しているアメリカ人のリチャード(レオナルド・ディカプリオ)はバンコクへたどり着きます。そこの宿での出来事。夜中に廊下で独り言を言っているクレイジーな男、ダフィがいました。彼はリチャードの隣の部屋に宿泊しており、天井の雨戸を破いてリチャードに話しかけてきます。リチャードはクレイジーなダフィから秘密の島「ザ・ビーチ」の伝説を耳にします。
次の日、リチャードの扉にはそのビーチへの地図が貼り付けてあり、しかもダフィが謎の死を遂げていたのです。
リチャードは他の部屋に滞在していたフランス人のカップル、エチエンヌとフランソワーズを誘い、ザ・ビーチを目指すことに。
目的地までは観光地ルートを辿ることにしたリチャードたちはさらにサミーとゼフという青年に出会います。彼らはタイで流れている都市伝説のビーチの話をリチャードに伝えます。
そこは大麻が大量に茂っており、真っ白で遮断された砂浜。まるで楽園だ、と。
翌朝、リチャードは彼らの部屋に地図をコピーしたものを置き、さらに目的地を目指すことに。
やっとの思いで島についたリチャードたち。しかし彼らが見たものは20人ほどの若者がか家族のように暮らしているコミュニティでした。
楽園で、気ままな暮らし。求めていたものがここにあった!そう思ったリチャードたちはコミュニティの中で生活するようになります。
しかし次第にコミュニティの影の部分が明らかになり……
刺激を求める心は、その人を支配してしまう可能性がある
女子一人旅が流行りだした近年。世界中にバックパッカーが溢れていますよね。若者が旅に出る理由、それは本作のリチャードと同じで刺激を求めるからだと思います。しかし刺激を求める、その探求心が人格も変えてしまうのです。
本作のリチャードは、後半になるにつれ、本物の自分がどうだったのかわからなくなります。それもたったの二週間で。
刺激を求める自分自身が変わってしまって、さらなる刺激が必要になる…そんな魔のサイクルにはまってしまうと、どんどん本来の自分がなくなってしまいそう。
そんな恐怖までも感じさせてくれる本作を見れば、旅に出る理由を自問自答できるはず。
もし一人で旅行に行くならその前に本作をチェックして見てください。
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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