みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。
イケメン俳優ライアン・ゴズリングといえば、どんなイメージを思い浮かべますか?
『ラブ・アゲイン』のモテ男、『きみに読む物語』の愛を貫く青年、というイメージを持つ方が多いと思います。とにかく彼に共通するのは、爽やかでイケメン!!
新作『ラ・ラ・ランド』でも活躍を見せたライアン・ゴズリングが、冷酷な大富豪を演じたミステリー作品『幸せの行方』をご紹介したいと思います。
本作、ライアン・ゴズリングのイメージをかなり覆した作品。日本では知名度は低いものの、実在の未解決事件を基にして作られたこともありアメリカでは超話題に。本記事では、モデルになった大富豪の仰天ニュースも一緒にご紹介します!
あらすじ
ニューヨークでも指折りの不動産業を営む一家の御曹司であるデイビッド(ライアン・ゴズリング)は、平凡な家庭で育ったケイティ(キルステン・ダンスト)と出会い恋に落ちます。デイビッドの父親は身分が違いすぎる交際に反対。しかし二人は結婚してニューヨークを離れ小さなマーケットを営み、裕福ではないですが幸せな生活を送っていました。
ある日デイビッドの父が彼を訪れ、ケイティの為にもニューヨークに戻って家業を継ぐように説得され、彼らはニューヨークに逆戻りすることに。
その頃からデイビッドの奇妙な行動が目立ち始めます。
新居に引っ越したケイティはデイビッドに子供が欲しいと話しますが、デイビッドは拒否。
彼は幼少期に母親がビルから飛び降りるのを目撃したことがきっかけで精神科にも通っており、彼の過去の傷が二人の足を引っ張るのです。
更にデイビッドの家庭内暴力も目立つようになり……そんなときケイティが失踪してしまうのでした。
誰もが羨む恋愛から、冷酷な関係へ
デイビッドとケイティは身分の違いを乗り越え愛し合っていました。デイビッドはケイティの温かい雰囲気に惹かれ、ケイティはデイビッドのミステリアスな部分に惹かれていったのだと思います。親の反対を押し切ってまで結婚するのも、愛があるからこそだと思いますし
二人で店を営むのもすごく素敵で、人が求める理想がそのまま現実になったようなカップル。
しかし、ケイティが子供の話をした途端、デイビッドは別人のようになります。「あんなことは二度と起こらないわ。大丈夫よ」と優しくデイビッドに接するケイティでしたが、それに対しても辛く当たるデイビッド。
幸せな時期があったからこそ、今の状況は一時的なものなのかもしれない。と少ない望みをかけてしまうケイティの気持ちはとても共感できます。幸せな関係から、冷酷な関係へと変化していく様も見どころです。
モデルになった大富豪逮捕!きっかけは思わずトイレで呟いちゃった一言
デイビッドのモデルになったロバート・ダースト。2000年に知人を殺害した疑いて起訴され、1982年に妻が失踪、そして2001年に隣人男性を殺害しています。しかし驚くことに妻の失踪は未解決事件とされていて、隣人殺害も正当防衛と判断され無罪に。”史上最も不穏な事件”と言われた未解決事件に2015年、大きな展開がありました。
それはこの事件の疑惑を検証したドキュメンタリー番組での出来事。ロバートは番組の収録中にマイクの電源をONにしたままトイレへ。そこで「何をやったかって?もちろん全員殺したのさ」と独り言をボソッと呟いてしまったのです。
それを聞いた番組スタッフたちは音声内容を警察に通報。そして逮捕に至ったのだとか。
ドキュメンタリー番組の最終回では実際に録音されたその独り言が放映され、話題になりました。
そんな冷酷なロバートをうまく演じきったライアン・ゴズリング。本作で、彼の違った魅力にどっぷりはまってください!
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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