リルコノ
2018/07/04 07:07

友達、家族、そしてパートナー。いろんな愛に気づくことができる『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

今回ご紹介するのはクロエ・グレース・モレッツ主演の感動ストーリー『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(原題:IF I STAY)』。

クロエ・グレース・モレッツと言えば『キック・アス』で戦闘少女を演じたり、ジョニー・デップ主演の『ダーク・シャドウ』では反抗期の少女を演じたりと個性的な役柄が多いイメージの女優。

外見も演技もまさにパーフェクトな今後のハリウッドを担うであろう若手女優の彼女が本作で演じたのは、チェロが大好きなおとなしい女の子。

そんな彼女が事故にあい、生死を彷徨いながら様々な愛を再確認するストーリーなんです。
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あらすじ

主人公は小さな頃からチェロを演奏することが大好きな高校生ミア(クロエ・グレース・モレッツ)。もちろん彼女の夢はチェロ奏者。

練習に没頭する彼女に一目惚れしたのは学校中の人気者でミュージシャンのアダム(ジェイミー・ブラックリー)でした。 内気なミアは「まさかこんな私と……」と思う暇もなくアダムからの猛アタックを受け、交際をスタートさせます。

ちなみに彼女の家族はロック一家。父親は元バンドマン、母親は元パンク少女。そして弟のテディもロックミュージックが大好物でした。

一方でクラシックが好きなミアは特別な才能を持っていると感じた一家は彼女の夢を全力で支えていたのです。そんな素敵な家族の他にも親友と共に素敵な日々を過ごしていました。

ある日、猛吹雪のため学校が休みになったミアたちは車で出かけることに。そこで対向車と不慮の事故に合ってしまうのです。

事故現場で目覚めた彼女は、何が起こっているのかわからず家族を懸命に探しますが、そこにはなんと血まみれの自分の姿が。

彼女は生死の境目を漂っている状態。愛する両親がなくなってしまったことを知ったミアは生これまでの思い出を振り返りながら生死の行方を綴ります。

 

同世代はもちろん、大人女子でも共感できるものがたくさん

生死をさまよっているミアが振り返る思い出の中には、若い恋愛だからこその壁や、夢に向かって突っ走る素晴らしさなどが垣間見えます。

もちろん、10代が実感できるものですが、他にも世代を超えて体感できる素敵な愛が彼女の思い出の中にはあるのです。

例えば親からの愛。バンドマンだった父は自分の夢を諦めて子供のために生きると決意。でも後悔は全くないとミアと話すシーンがあるのですが、とても感動的。

もしかしたら、あなたの両親もあなたのために何かを犠牲にしているかもしれない。
自分の視線からは決して見ることのできない愛を表現しているのも本作のポイントです。

ストーリーは事故が合ったり愛する人との別れが合ったり悲しい設定ですが、登場する人物が前向きな考えを持っているので、「悲しい涙」よりも「愛に感動する涙」を流すこと間違いなしです。


 

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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