リルコノ
2017/09/09 07:09

ネット上のイジメがきっかけで起きた惨劇『アンフレンデッド』

女子目線、大人のレビュー

こんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

SNSは今や日常に欠かせないツールの一つとなりました。みんな毎日チェックしているし、中には依存症になる人もいるほど。

そんなSNSが、もし学生のイジメに使われたら……それはもう惨劇としか言いようがありません。

SNSがなかった時代にももちろんイジメはありましたが、近年は誰が自分の悪口をいっているかわからないという状況が簡単に作り出されてしまう、陰湿なものに変わってきました。

そんなイジメがきっかけで起きた惨劇を描いた映画が『アンフレンデッド(原題:Unfriended)』。

本作は、『パラノーマル・アクティビティ』や『インシディアス』など様々なホラー映画をヒットに導いたプロデューサーのジェイソン・ブラムが製作総指揮を務めました。



あらすじ

女子高生のローラは、とあるパーティーでの失態を何者かに撮影されネット上に公開されてしまいます。そのことが原因でローラは学校の校庭で自分に拳銃を向け自殺。その様子も撮影されていました。

一年後、ローラの親友だったブレアはパソコン上で彼女の自殺動画を見ていました。そこに彼氏がスカイプで話しかけてきます。

そこから5人の友達も参加しスカイプ上で雑談しますが、突如謎のユーザーが加わります。

「バグかもしれない」「流行りのウィルスかもしれない」と回線を切って新たに繋げ直す彼らですが、そのユーザーは消えることはありません。

しかもそのユーザーは死んだはずのローラだと名乗り、彼女の死の真相を徐々に暴露。そして「スカイプを切ったら殺す」と彼らを脅します。

一方、ブレアのFacebookにはローラのアカウントからメッセージが。恐怖を感じたブレはローラをフレンドリストから外そうとしますが、なぜか友達解除のボタンは機能せず……そうしている間にもローラからのメッセージは続いていくのです。

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終始パソコンに表示されたSNSの画面だけで展開していく

本作は、全編PC画面で展開されていく新感覚のサイバー・ホラー。ブレアのパソコン画面だけで完結する本作は、今までにない新しい恐怖を巧みに生み出しています。

ブレアが一旦かいたメッセージを消して書き直したり、カーソルを素早く動かしたりするだけで、彼女の心境が感じ取ることができるから面白い!

また、ネット上のイジメは本当に恐ろしいものだと改めて実感させられます。日本でも今や深刻な社会問題になりつつありますよね。

一旦アップされた動画や写真って消すのは本当に難しいし、誰かが個人の携帯やパソコンにダウンロードしていたら……なんて考えると恐ろしい!

残念ながら、どうやって「ネットいじめ」を防いだらいいのか改善策はあるのか不明です。しかし本作を見れば「ネットいじめ」の残酷さを実感できること間違いなしです。

またグロテスクなシーンも少しあるので要注意。

使える英会話♡

“How do you play?”
「どうやって遊ぶの?」

“It doesn't matter!”
「関係ねえよ!」

“Everybody just come down!”
「みんなとりあえず落ち着いて!」

 

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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