もしかして手触りの良さだけで選んでる？【後ろ髪美人への道③】

	2014/06/05 11:06

こんにちは、Lilcono（リルコノ）ライターのささきひろこです。

シャンプーは何を基準に選んでいますか？
洗い上がりの手触りや香りですか、泡立ちですか、
はたまた価格でしょうか。
普段、あまり気にすることのなかった
シャンプーの“裏側”に着目していきます。

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シャンプーの目的

シャンプーの目的は以下です。

「毛髪・頭皮・毛穴の皮脂や汚れを落とすこと」と
「頭皮マッサージで血流をよくすること」です。

手触りをよくしたり、いい香りを放つことが
本来の目的ではありません。

シャンプー剤の種類

シャンプーの目的から分かるように、
洗浄成分（界面活性剤※）が最も重要な部分になります。

※界面活性剤については後述

シャンプーに配合される主な洗浄成分（界面活性剤）

【高級アルコール系】
・成分・・・ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど「?硫酸」とつくもの
・特徴・・・泡立ちがよく洗浄力が高い。強い脱脂力のため刺激を感じる人も。

【石けん系】
・成分・・純石けん、石けん用素地、ラウレス-3酢酸Na
・特徴・・・洗浄力が高い。きしみやごわつきを感じやすい。

【ベタイン系】
・成分・・・コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン
・特徴・・・泡立ちや洗浄力がやや弱く、刺激を感じにくい。

【アミノ酸系】
・成分・・・ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa
・特徴・・・低刺激だが、強い汚れは落ちにくい。

界面活性剤は避けるべき？

「界面活性剤＝よくないもの」というイメージを持っている方が少なくありません。
確かに界面活性剤は、髪や肌へ負担を与える要素もあります。
しかし、界面活性剤がなければ“洗浄”できなくなってしまいます。

本来、混じり合わない「水」と「油」を合わせる役目を担っているのが、
この界面活性剤。

もちろん「無添加純石けん」という製品にも、界面活性剤は入っているのです。

何となく嫌われ者の界面活性剤ですが、洗浄目的以外でも多くのものに使用されていますよ。
たとえば、メイク用品・食品・薬にも。
シャンプー剤を選ぶポイントは、自分の毛髪や頭皮の状態によって選択すること。

CMや口コミだけで選んでも、合うか合わないかは個人差が出てくるものです。
その辺りも、次回以降に触れていきます。

　　

この記事を書いた人

ささきひろこ: コスメコンシェルジュ／コスメ薬事法管理者／ビューティー心理セラピスト／フリーライター。
幼少の頃より人一倍「おしゃれ」が大好きで、何かと人とカブらないよう自分なりの“こだわり”を持って成長する。

10代後半頃からは、コスメのパッケージやブランドよりも「配合成分」に心酔。
現在、低GI・グルテンフリー料理レシピを開発中。

女性がいつまでもキレイに輝いていられるための研究とそれを共有することが、私の使命です。