リルコノ
2019/06/19 07:06

アナタは大丈夫?『ザ・ファン』から学ぶ芸能人に対しての危険な愛情

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

今回ご紹介するのは、ロバート・デ・ニーロ主演のサスペンススリラー『ザ・ファン(原題:The Fan)』。野球選手の熱狂的ファンが恐怖のストーカー化していくストーリーです。
本作でよーく考えさせられたこと、それは「自分では抑えきれない愛情」。

Lilcono読者さんの中にも、あるアーティストが好きで好きでたまらない!という人も少なくないのでは。
私もとあるアーティストが好きで好きでたまらなく、ライブで遠征にいったりしたり出待ちした経験アリです。

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また、ファンという領域を超えてしまって暴走が止まらないという人のニュースもよく耳にしますよね。

例えばホテルの従業員が大好きなアーティストが泊まった部屋の写真を撮影して問題になったり
アイドルファンのルールを破ったとして古参ファンが、新参ファンに暴行したり、など。

自分には特別深い愛情がある! 大好きなアーティストへの愛が止まらない、そんな自分が怖い!という人に
本作から学ぶ対処法みたいなのも一緒にご紹介できればと思います。



あらすじ

主人公はナイフ会社の営業担当ギル(ロバート・デ・ニーロ)。
彼は熱狂的なジャイアンツファンです。

ギルは別れた妻と一緒に暮らす息子リッチのことも溺愛しており、彼はリッチをジャイアンツの開幕戦へ誘います。
しかし成績が悪いため会社からクビを宣告されていたギルは開幕戦の途中、仕事のアポイントメントのためリッチを置き去りに……。

その後、リッチは自宅へ無事戻りましたが、このことがきっかけでギルは元妻から接近命令を出されてしまいます。
とうとう会社もクビになってしまったギル。彼の心の拠り所はジャイアンツで、とくにボビーという選手が大好きでした。

ところがボビーは大スランプに陥り、ジャイアンツファンからはブーイングの嵐。
彼がスランプなのにはワケが……それはボビーのラッキーナンバーである背番号11番をプリモという人気選手がすでに持っていたこと。

ギルはラジオ番組でたまたまボビーと話す機会があり、そこで「自分は特別だ」という優越感とともにボビーに対して親近感みたいなものが湧いてしまいます。

ギルはボビーのためにプリモから背番号11番を奪い、ボビーにプレゼントしようと考え……

危険な愛情が生まれるのは、親近感をもったとき

本作のギルのように、大好きなアーティストと話す機会などがあって「自分は特別だ!」と思う方は少なくないでしょう。
近年、SNSを使って気軽に芸能人と繋がれるようになったことで、より一層そういった人は増え続けているのでは。

でも、気持ちはすごくわかるんですよね〜……やっぱり芸能人の方から自分宛に返信が来たりするとテンションあがるし「応援しよう!」という気持ちが強くなりますよね。

しかし、その感情、行き過ぎていませんか? 「彼が連絡をとっているのは私だけかもしれない」「彼のために役に立ちたい!」という思いが一日中駆け巡っている場合は要注意!

本作を観て自分の愛情が、ギルのボビーに対しての愛情と似ていると感じた場合は、冷静になってみましょう。また本先雨は熱狂的ファンを、客観的に、または芸能人目線で見れるので、ぜひ鑑賞してみてくださいね。

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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