リルコノ
2018/03/19 07:03

映画通になりたいvol.1 伝説的ヒッチコック・スリラー『サイコ』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

「映画通になりたい!でも何から観ればいいのかわからない」という方はきっとたくさんいると思います。

そんな方に、これさえおさえていればバッチリ! な、オススメしたい作品を今回はご紹介。

このコーナーで紹介する名作を知っていれば「映画通だ」と思ってもらえること間違いなしです。

第1回目は1960年のスリラー映画『サイコ』。

本作は、伝説的ヒッチコックのスリラーとして、サスペンス作品のルーツでもある超有名作品!

ヒッチコックってよく耳にするけど誰なの? という方のために、ここでちょこっとおさらい。
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ヒッチコックとは?

イギリス・ロンドン出身のアルフレッド・ジョセフ・ヒッチコック。彼は青果店に生まれ、のちにエンジニアとして働いていたそうです。

そして無声映画の字幕デザイナーとして映画業界にて働き出した彼は1925年に監督デビュー!

それから『ヒッチコックのゆすり』『殺人!』『鳥』などサスペンスの名作を次々と世に送り出し、「サスペンスの帝王」と称される巨匠に。

80年にこの世を去ったものの、未だ根強いファンが世界中にたくさん。

そんなヒッチコック監督作品の中でも特に有名なのが今回ご紹介する『サイコ』なんです。

本作には誰でもどこかで見たことのあるようなシーンや聞いたことのあるような音楽が溢れてます!



あらすじ

主人公のマリオンが、仕事の昼休憩にホテルの一室で恋人サムと密会しているシーンから本作はスタート。

彼らは結婚を望んでいましたが、サムの親が残した借金など経済的な理由からなかなか前に進むことができていなかったのです。

ある日、マリオンが働く不動産会社で商談がまとまり、取引先がキャッシュで4万ドル支払います。

マリオンは上司から銀行に届けるように指示されますが、マリオンはサムとの関係を前進させたいという思いからその4万ドルを横領、サムの住む町へ急いで逃亡します。

逃亡中、豪雨に見舞われたマリオンはベイツ・モーテルに立ち寄ります。そのモーテルは旧道沿いにあるため今は廃れてしまいマリオン以外に誰も宿泊客がいなかったのです。

モーテルの若い経営者であるノーマンはマリオンに好意を持ち、夕食を誘いますが、離れに住むノーマンの母親は激怒。離れから聞こえるその怒鳴り声はマリオンの部屋まで聞こえてくるほど。

夕食をモーテルの客室で済ませたマリオンは部屋に帰り、シャワーを浴びます。しかし、そこにはナイフを持った影が迫ってくるのでした……。

見どころ

このマリオンがシャワーで何者かに襲われるシーン。超有名です! きっと「これ見たことある!」って思わずテンションが上がってしまうほど。しかもそのシーンで使われた音楽も、いろんなパロディで使われたり、日本でもテレビ番組でよく使用されています。

他にも1960年代に作られたとは思えないストーリーラインが最高!

心理的に観るものを魅了し、気持ちのいいくらい観客の期待を裏切ります。最後の衝撃的な結末は背筋が凍ることでしょう。

さすが「サスペンスの帝王」が生み出した名作。ヒッチコックが長年愛され続けている理由が本作にはたくさん詰まっています。

ちなみに全編モノクロ映像の本作。シャワーで襲われた時のマリオンの血はチョコレートソースを使用し撮影されたそう。 このエピソードも覚えておくと映画通に一歩近づけると思います!(笑)

それではサスペンスの最高峰を楽しんで鑑賞して見てくださいね♪

この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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