みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。
今回ご紹介するのは、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが初めて監督を務めた作品『ドン・ジョン』。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットといえば、垂れ目が印象的の甘いマスクの持ち主で日本にもファンがたくさん!
子供のころからキャリアをスタートさせた彼が一躍有名になったきっかけ、それは『(500)日のサマー』。
その後も『インセプション』や『ダークナイト ライジング』など話題作に引っ張りだこである実力派俳優の彼が生み出す本作は、少々シリアスなラブストーリー。
主人公のジョン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)はどんな女性も口説き落とす、ナンパの達人。その腕前は周囲から「ドン(=首領)・ジョン」と呼ばれるほど。
晩女性を連れ込んではセックスしまくる生活。しかし、彼にとってポルノ動画を見ることが最大の癒しだったのです。
そんなジョンはある日クラブで超絶美女のバーバラ(スカーレット・ヨハンソン)と出会います。
「彼女をゲットできれば、ポルノ動画よりもステキな快楽をゲットできるかもしれない」
そう思ったジョンは、友達の助けを借りてバーバラのFaceBookを見事発見しコンタクトをとります。そのことがきっかけで二人は交際スタート!
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バーバラは典型的な女子。親友や家族ぐるみでの付き合いを求め、ラブストーリーの映画が大好物。映画鑑賞後は自分がヒロインになったかのように興奮します。またジョンに夜間の学校を勧めるなど、自分の理想像を徐々にジョンに押し付けるようになります。
一方ジョンは「美女とセックスする」という念願の夢を叶えましたがポルノ動画はやめられず……そんなある日、バーバラに見つかってしまうのです。
しかし彼はとっさに「友達がおふざけで動画を送ってきたんだよ。彼女がいるのに見る必要があるか?」と笑いながら嘘を付き、それからというもバーバラといないときにコソコソポルノ動画を見るようになります。
彼もセックスに関しては自分の理想像があるようで、お互いが理想像を掲げ無意識のうちに相手に押し付けている……そんな恋愛がうまくいくはずもありません。
そんなもやもや時期のジョンの前に人生を変える人物が。それは夜間学校のクラスメイトで年上女性のエスター(ジュリアン・ムーア)。
エスターが学校前で泣いていたところにジョンが出くわす……それが最初の出会いでした。
なんだかワケありのエスターですが、突然ジョンにポルノDVDをプレゼントしたり行動が全く読めないキャラクター。
そんなエスターとジョンの距離が近づくにつれ、ジョンの心境にも変化が現れます。
ジョンのように、だれでも自分の欲求を簡単に手に入れるようになった現代。しかし、心の奥には簡単に埋められないなにかがあるようです。
本作を見れば、大切な”何か”に気づくことができるはず。
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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