リルコノ
2018/01/29 07:01

予想外の結末好きにおすすめ!『コレクター』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilconoライターのトキエスです。
今回ご紹介するのは、ジョン・キューザック主演の映画『コレクター』。

ジョン・キューザックって本当にいろんなサスペンスでとんでもないイかれた役とか演じているため、サスペンス好きの方の中には彼の大ファンだっていう人も少なくないのでは。

ちなみに、『コレクター』というタイトルの映画、過去に3作品くらい製作されてるんですよね。その中でも一番新しい2012年のものが今回ご紹介する作品です。原題は『The Factory』。

……邦題と全然違うじゃないか!と思った人もいると思います。原題の意味は「工場」。実は80年代に実際に起きた「ゲイリー・ハイドニック事件」を基にしているんです。

この事件について簡単に説明すると、ゲイリー・ハイドニックは地下室に複数の娼婦を監禁。子供を妊娠させ、大家族を作るという計画を実行しようとしていました。

そんな「たくさんの子供を作る場所」=「工場」ということなんでしょうね(私の推測ですが……)。本作には少しグロテスクなシーンもあるので、要注意です!
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あらすじ

主人公は連続娼婦失踪事件を三年も追いかけ続けている刑事のマイク(ジョン・キューザック)。娼婦の失踪事件は、なかなか大げさに取り扱ってくれるケースが少なく、推理は難航していました。

そんな中、相棒のケイシーとともに新たな被害者の詳細を聞かされます。それはマイクの娘アビーでした。

アビーは思春期で反抗的。派手めのメイクで明らかに娼婦のような見た目。そんな彼女は、夜レストランで彼氏と喧嘩し、外に出てタバコを吸っていたところ、見知らぬ男に声をかけられ、拉致されてしまいます。それをレストランから見ていた彼氏は、翌日証言。

彼の証言曰く、少し目を離したすきに車とアビーはどこかへ消えていた、とのこと。

48時間……それを超えてしまうと生存率が激減してしまう!

残された時間の中、マイクはケイシーと共に事件を念入りに捜査し始めます。


イかれた容疑者であるカール・ジュモーを演じたのはダラス・ロバーツ。ニューヨークのオフ・ブロードウェイなど舞台で活躍した実績をもつ彼は、本作でとんでもなく女性に嫌悪感を与えるカールを好演!
ジョン・キューザックに負けないくらいの俳優さんです。彼はこれまで『ダラス・バイヤーズクラブ』など話題作にも出演。

日本で知名度がまだ少ない俳優さんですが、これから徐々にカメレオン俳優としても活躍するのではないでしょうか。

また、前述した通り本作は実際の事件を基にしているためリアルさが半端ないです。きっと海外ではあまり娼婦のような格好で外を出歩かないようにしたいと自分に忠告されているようです。
日本でもそうですが、知らない人についていかないのが一番!たとえそれがイケメンでも!
ですが、近年出会い系アプリに抵抗を持つ人も少なくないので、知らない人に直接会うなんてシチュエーションはたくさん増えてきているような気がします。本当にその人は大丈夫なのか、本作を見てもう一度自分の心に聞いてみるといいかもしれませんね。

とにかく、本作のすごいところは最後のどんでん返し。普通の猟奇的殺人の実態に迫るのかと思いきや……やられた!と軽くパニックになっちゃうかも。

感情移入しやすい人は、鑑賞後、気持ちがすごく落ちるので要注意です(笑)。


この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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