リルコノ
2017/12/07 07:12

「ぬいぐるみ女子」なら気持ちがわかるかも。『ザ・ボーイ 人形少年の館』

女子目線、大人のレビュー

みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。

今回ご紹介するのは、2016年7月に公開されたホラー映画『ザ・ボーイ 人形少年の館』。

人気テレビシリーズ「ウォーキング・デッド」のマギー役で知られるローレン・コーハンが主演です。
彼女は、「ウォーキング・デッド」がきっかけで知名度が急上昇しましたが、実はとてもキャリアがある女優さん。「スーパーナチュラル」や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」にも出演経験アリ。
ちなみに彼女が現在35歳! 35歳には見えない若さと美貌が人気の秘訣なのかもしれませんね。




あらすじ

主人公は過去と決別するために、アメリカからイギリスへ引っ越してきたグレタ(ローレン・コーハン)。彼女は、住み込みで老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターの仕事を見つけて早速応募することに。
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しかし、老夫婦に紹介された少年ブラームスはなんと人間サイズの人形でした。
まるで生きている人間のように話しかけ大切に振る舞う老夫婦。彼らから10のルールを守るように言いつけれます。
それは「少年にご飯を与えること」「音楽を聴かすこと」「一人にしないこと」「顔に布をかぶせてはならない」などなど。

老夫婦はやがて旅行へ出かけ、グレタとその人形の二人っきりに。

しかし彼女は、速攻ルールを破ってしまうのです!それはいい感じの男性とデートにいくことになったから。そのことがきっかけで、屋敷では奇妙な現象が起こり始め……


ザ・人形ホラー

『死霊館』のアナベル人形や、『ソウ』シリーズのビリー人形、『チャイルド・プレイ』のチャッキー人形など、ホラー映画に欠かせない存在になってきた不気味な人形。

 

日本でも心霊特番などがあれば、番組のセットで日本人形が使われたりしますよね。それくらい不気味な雰囲気を醸し出してくれる人形が今回はメインキャラクター。

まさにザ・人形ホラーな本作ですが、従来のホラーとはまた違う予想外な結末に唖然としてしまいます。

また、グレタも最初は不気味に感じていたのに、徐々に愛情が湧いてくるところもまた怖い。
本作をみて「ぬいぐるみ女子」という言葉を思い出しました。大人になっても小さな頃から大事にしているぬいぐるみと一緒にねる女性のことを指すようで。女性は人間にだけでなくモノにも母性本能が湧いてくる生き物なのかもしれませんね。

無表情だけど、従来の人形ホラーのような怖いメイクとかはしていないブラームスくん。彼は陶器でできているのか、とっても繊細そうに見えます。

そんなブラームスくんが生み出す不気味な雰囲気、そして驚愕な結末に期待しながら本作を楽しんでみてほしいです。


この記事を書いた人

トキエス
トキエス
神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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