みなさんこんにちは。Lilcono映画ライターのトキエスです。
私が小学校、中学校の時はみんなジャニーズ大好き!というジャニーズフィーバーが巻き起こっていましたが、その中でも私が一時期熱を出していたのがV6の森田氏。
めっちゃくちゃかっこよくて、金髪ロン毛に細い眉毛の彼にメロメロでした(笑)。
そんな彼が初主演した映画『ヒメアノ〜ル』をこないだ鑑賞しましたが、なんていうんだろう・・・ジャニーズ感を全く感じることのできない(いい意味で)、とってもダークな作品。
しかもどこか共感できて主人公と同じ気持ちを痛感できるんです。
そんな本作、私は心に何か突き刺さるものがあってエンドロールでは号泣してしまいました。
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原作は『稲中卓球部』で知られる古谷実の衝撃作
誰でも一度は耳にしたことがあるギャグ漫画『行け!稲中卓球部』。とっても面白いストーリー展開と個性が強すぎるキャラクターで人気を博しました。そんな漫画を描いた人が作ったとは到底思えない『ヒメアノ〜ル』。過激に快楽殺人犯を描き、衝撃的すぎるストーリー展開が話題になりました。
“ヒメアノール”ってどんな意味なんだろうと思う人も少なくないのでは。
早速意味を調べたのですが「アノール」はイグアナ科アノール属に含まれるトガゲで、“ヒメアノール”は”ヒメトカゲ”を指し、猛禽類の餌にもなる小型爬虫類。
そのため「強者の餌となる弱者」を意味するそうです(公式ホームページから抜粋)。
普通の生活に不安感を抱く若者が、高校時代の同級生とばったり再会!
ビル清掃会社で働くフリーターの岡田(濱田岳)は趣味もない、彼女もいないいたって普通の生活に不安感を抱いていました。そんな彼は同僚の安藤(ムロツヨシ)に恋のキューピット役を頼まれます。安藤が想いを寄せる相手、それはカフェの人気店員ユカでした。早速、ユカが働くカフェに向かう岡田。
そこでばったり高校時代の同級生である森田(森田剛)に出会います。岡田と森田は高校入学時仲良くしていたものの、森田が過酷ないじめにあってからは疎遠になっていました。
ユカが森田にストーキングされていると知った安藤は、岡田に森田がストーキングしないようにしてくれと頼みます。気の小さい岡田は森田に接触するが、彼にはサイコキラーの一面が潜んでいて・・・。
悲しすぎるサイコキラーの一面
森田には壮絶な過去が。彼はとっても大人しく心優しい少年だったという描写も取り入れられており、人格がまるで別人に変わってしまったことにとっても心痛む内容になっています。もしいじめを受けていなかったら、きっと人生に絶望することはなかったでしょう。もし、いじめられた経験があるのなら、きっと本作の結末に涙してしまうこと間違いなしです。衝撃的すぎてR15指定ですが、若者が本作を観ればいじめも少しは減るのかな、なんて思います。
森田の闇すぎる心境を覗いて、改めていじめが蔓延しない社会を作ることがとっても大切だなと感じされらました。
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
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