「一生、美しく若々しくいられる秘訣は、唾液の分泌が良いこと」。
筆者は二十代なかばで歯列矯正をはじめました。
しかし、体力や生活リズム、費用のことを考えて踏みきれなかったときに、知人が言った、このひとことで決心したのです。
正しい咬みあわせになると、唾液線にも良い影響を与えるのだとか。
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そう言えば、転んで膝をすりむたときに、祖母から「唾をつけておけば治りが早い」と言われたこともありました。
普段は意識していませんが、昔から唾液は美容と健康に欠かせないものなのだと認識されているのです。
唾液を増やすと何が良いのか
唾液が多いと口腔内が清潔にたもたれ、口臭が気にならなくなったり、歯周病の予防になります。ほかにも、若返りホルモンとも呼ばれる「パロチン」がふくまれているため、骨髄の機能が上がり、造血作用があることでも知られています。
よく噛むと太りにくい
一口食べるごとに三十回噛むと太りにくくなるのは有名な話ですよね。しっかり咀嚼すると唾液の働きが良くなり、消化吸収が促進され、腸内細菌のバランスも整います。
また、少量で満足できるので、血糖値が急上昇する心配もありません。
唾液は年齢とともに減ってくる
赤ちゃんは泣いているときも眠っているときも、よだれを垂らしているイメージがあります。それもそのはず。人生のうちで、もっとも唾液の分泌がさかんなのは新生児の頃ですから。
年齢を重ねるごとに唾液は少なくなり、還暦をすぎると口が渇きやすいと自覚するほど、少なくなってしまうのです。
だから意識して唾液を増やすようにしなければなりません。
ちなみに、中国や台湾の一部の地域では、朝起きがけに、布団の中でじっと黙って唾液を口にため、ひと息で呑み込む美容法があるそうです。
唾液を増やしたい!
誰もいないとき限定ですが、口の体操をすると即効性があります。舌で歯茎を舐め、上下の奥歯を舌で刺激すると、一気に唾液が分泌されます。ほかにも耳下腺(耳のくぼみ)を指で押したり、マッサージをするのも効果的ですよ。
この記事を書いた人
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82年岡山県玉野市生まれ。同市在住。歌誌「短歌人」に出詠中。
新聞・雑誌の読者投稿を経て、2014年から、ライターとして活動開始。
短歌実作の話をすると、某読者様に「与謝野晶子みたい」と言われました。しかし、作品ではなく、外見のことだ判明して撃沈。以来、自称ニューハーフ顔だと信じこみ、たくましい髪質と骨格を、カバーしながらも、生かす美容と、ファンションを研究中です。
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