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海外に長期で滞在し、実際に働いたり語学学校で勉強したり様々な体験ができるワーキング・ホリデー(通称:ワーホリ)。一度は経験した方、もしくはこれから行く!という人は少なくないのでは。
日本人女性で特に人気なのはカナダとオーストラリアでのワーホリですよね。どちらの国も主要都市が「世界一住みやすいランキング」に選出されている、ということも人気の理由。
そして最近オーストラリアワーキングホリデービザの取得できる年齢が35歳まで引き上げになったニュースが話題になり、より注目を浴びています(国によって異なりますが基本的にワーキングホリデーを取得できるのは30歳まで)。このことがきっかけで、これから「ワーキングホリデーに挑戦したい!」という女性もさらに増加していると思います。
海外で友達を作って、日本でできない貴重な経験をしたい!という人にはワーキングホリデーはぴったり! しかし、英語力を伸ばしたいという方には少し向いていないかもしれません。
「英語を勉強したい」
「ペラペラになりたい」
「TOEIC700点以上目指している」
上記の目標が第一の人は、ワーキングホリデーで滞在することをもう一度検討してみるといいかもしれないです。
今回は、ワーキングホリデーをご検討中のアナタに知っておいてほしい、”ワーホリ体験から学んだ現実”をご紹介します。
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一年滞在した人の驚愕発言「Everythingって何?」
私は2013年に約一年間ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在しました。最初の滞在先はゴールドコースト。観光地としても有名で、街を歩いていると至る所から日本語が聞こえてきます。まず到着して速攻現地のエージェントを訪問。そこで「授業料○パーセントオフ!」というお得情報のみで語学学校を決定。比較的安いと言われている学校に入学しました。
しかし、そこでは大半が日本人! 学校内では母国語使用厳禁というルールがありましたが、日本人同士で英語を話すのは少し難しいようで(多分恥ずかしさみたいなものがある)、日本語がちょくちょく聞こえてくる状況。
その時「間違ったな」と痛感。でも、正直仲間を作るのは簡単で安心感はたくさんありました。初めてのワーホリだと心安らげる友達が欲しくなるのも事実……。←つい、甘えちゃう環境です。
海外にいくと、英語を使わなくてはいけない状況になるから、英語力が伸びる!
という概念は捨てた方がいいかもしれません。日本語やジェスチャーが通用してしまう環境はたくさんあるし、自分で飛び込むことが可能です。しかも簡単に。
語学学校では真面目に勉強している人ももちろんいますが、学校の雰囲気を味わいたいと気軽な気持ちできている人などもたくさんいます。
異国の地で日本人同士で遊ぶのは結構楽しい!というのも事実。自分のコミュニティの中に一人でも英語が話せる人がいれば、大概その人が遊びに行く時のアポイントメント担当だったりメニューをオーダーする担当になったりします。そうすることで自分が英語を使う機会ってどんどん減っていきますし、英語を使うことが億劫になってきてしまう、という人もたくさん。
私はそういう環境に慣れてしまって英語学習を諦めてしまった人を見てきたので「もっと自分に喝を入れないと英語が伸びない!」そう思いました。
そのため学校卒業後すぐにシドニーに移動したのですが、その前にゴールドコーストで出来た友達から驚愕の一言が。
「もうすぐ一年経つから日本に帰るけど、全然英語勉強しなかったな。Everythingって何だっけ?」
私はただただ唖然としました。Everythingという単語はビギナークラスで習うからです。その時に実感したのは、英語が伸びるかどうかは、自分をどれだけ厳しい環境に置けるかどうかだと思います。 滞在しただけでは伸びません!
私はシドニーで現地の人のもとで働き英語力を徐々に身につけました。しかし「学校なら、英語の疑問をいっぱい質問できるのに」とか「この表現キツく聞こえてるのかな?誰か正して!」と自分の英語力に対する不信感が募るばかり。
そして「もっと学校にいきたい!」と思うように。
ワーキングホリデービザの残念なところは、学校は4ヶ月以上通えないというルールがあること(国によって異なる)。そのため学生ビザにすればよかった! と、これまた後悔。周りにも私と同じように後悔している人はたくさんいました。
もちろん、自分に毎日喝を入れて机に向かうことができる人や独学が大好きな人ならこんな思いはしないと思いますが、
スピーキングが苦手で内向的な人が多いと言われている日本人だからこそ、英語を実際に話して、ちゃんと間違いを訂正してくれる人がいる環境にいるべきだと思います。
ワーキングホリデーは学生ビザより取得が簡単で安いです。
しかし、自分のせっかくの時間を無駄にしないよう、どの判断がベストか見直してみることも大切です。「簡単で安い」だけで決断しないように、もう少しだけ考えて見てください。
その後学生ビザで滞在したときは、永住権を取得するために真剣に英語を勉強している仲間と出会うことができました。その環境の方が英語力の伸びももちろん違いました!
前述した通り、ワーキングホリデーで滞在しても素敵な経験はもちろんできます! 英語を本気で伸ばしたいという方に、今回の記事が役に立てば幸いです!
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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