リルコノ
2015/06/06 07:06

初心者でも楽しめるオススメハーブ3選

こんにちは、Lilcono(リルコノ)ライターの日高なつです。

春の桜の季節も良いですが、グリーンの色も鮮やかになっていく春の終わり~初夏の季節も、私はとても気に入っています。
植えている植物達が最も元気に成長を始める時期でもありますので、ガーデナーとしても心躍るのかもしれません。

こんな季節こそ、ガーデニングを始めるときです。
簡単に根付きますし、一気に成長してすぐに楽しめますよ!

そこで今回は、以前ご紹介したハーブについて、更に踏み込んだお話をしてみたいと思います。
ずばり、初心者向けのハーブのご紹介です。

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1.ミント系

ミント系
いわずとしれた王道中の王道。
ハーブといえばミント。有名なハーブですよね。

そしてこの「ミント」と名前のつくハーブは、たくさん種類があります。
スペアミントやらアップルミント、パイナップルミント、ペパーミント…まあ選択肢が多いのは魅力といえるでしょう。

基本的にどれを選んでも滅多なことでは失敗はしませんが、私個人としてはアップルミントをオススメいたします。

理由は簡単。
とってもいい香りだからです!
勿論どのミントも良い香りですし、パイナップルミントのフルーティーな香りも中々に好みなのですが、アップルミントのりんご!といった感じの甘く爽やかな香りが、とっても好みなのです。
それに初夏にかけての季節は、ミントも凄い勢いで繁茂します。
その若芽を摘み取ってフレッシュハーブティーにすると、とっても素敵なティータイムが楽しめますよ。

ただ、難点があります。
それは、繁殖力があり過ぎて際限なく増えてしまうことです。

露地植え(花壇などに直接植えることです)などしようものなら、花壇を全て占拠し、挙句の果てには花壇を飛び出し庭全体に進出…なんてこともあります。
絶対に露地植えは避けてプランターなどに植え、アスファルトの上など土のないところに置きましょう。
土の上に置いてしまうと、プランターの底の排水口から根を伸ばし、やはり庭中に繁茂します。

それにさえ気をつければ、ミント程育てやすく丈夫なハーブはないと思います。

2.ラベンダー

ラベンダー
これは多分、ハーブの中でも一番人気なのではないでしょうか。
一昔前(筆者は実は20年程ガーデニング歴があります)は、栽培には少し手間のかかる印象でした。
ラベンダーは、もともとの品種だとあまり日本の気候に馴染まない傾向にあったからです。

しかしここ数年、日本の園芸家の皆様が品種改良などの努力を行ってくれたお陰で、寒冷地から温暖地まで、様々な地域に対応してくれる、丈夫できれいなラベンダーを育てられるようになりました。
今ガーデンコーナーに置いてあるラベンダーは、大抵が品種改良済みの育てやすいラベンダーなのです。

しかも人気ゆえか、バリエーションも豊かで、中には葉の形が可愛くて、花だけでなく葉も楽しめるレースラベンダーという種類もあります。
とはいえ、レースラベンダーは少しだけ管理に注意が必要なので、まずは他のラベンダーから育て始め、栽培に慣れた頃にレースラベンダーを育て始めるのが良いかと思います。

私も長くラベンダーを栽培していますが、強い刈り込みにも耐え、毎年春になるたびに、根元から新しい枝を伸ばして大きく元気に育ってくれます。
注意点といえば、冬場に強く剪定しすぎないことでしょうか。
植物の殆どに当てはまることですが、冬は休眠期に入りますので、葉を落としすぎてしまうと株自体が弱ってしまいます。
もし冬に枝を落としたい場合は、最小限度に留めましょう。

3.ローズマリー

ローズマリー
実は筆者がかなり初期から栽培を始めたのがローズマリーです。
人によってはローズマリーを避ける人もいますが、実用性もあり、小さいながら可憐な花を咲かせてくれるローズマリーも、私としてはオススメです。

ローズマリーには花色も青系、白系、ピンク系と種類があり、育ち方も直立性(まっすぐに伸びて育つ)、半ほふく性(一定の高さまでは直立、枝先からうねうねと曲がる)、ほふく性(下へ這うように成長する)と3タイプに分かれます。
どこにどのような感じで植えるかによって、この三種類の育ち方のいずれかを選べばOK。

花も楽しめ、葉の部分もお料理に使えます。
まさに実用性と鑑賞性を兼ね備えた万能ハーブです。

ただひとつ注意点として挙げるとすれば、ローズマリーは意外と大きく育ちます。
小さい鉢植えで可愛く育てたい!という人は、定期的に挿し木(枝を切り、それを土に差して根を生やして苗にする手法です)などをして元々育てていた株を処分…なんてことをしなければいけなくなるかもしれません。
私はひとつひとつの株に愛着があったので、大きくなるならなればいい、と少しずつ大きい鉢に植え替えたり、思い切って露地植えにしたりしていました。

最終的には、10cn程度だった直立性のローズマリーの苗が私の身長をはるかに超え、最終的に2m近くまで成長したのは良い思い出です…。

まあ、ここまで大きく育つことはそうそうありませんので、大きめの鉢でも育てる意思がある、露地植えにするなどの環境が整っていれば、このハーブほどオススメのハーブはありません。

まとめ

たくさん種類があるし、何がどういう成長をするのか分からない。
そういう人の為に、今回私の主観でオススメハーブを厳選してみました。

それぞれウィークポイントはありますが、それぞれ魅力があって楽しめることは間違いないありません。
この3つからでも迷う!という場合は、まずラベンダーから始めてみてはいかがでしょうか。
花もきれいですし、ドライフラワーやポプリに使えるので香りを楽しむという点ではハーブ入門編として良いかなと思います。

でも一番いいのは、自分が気に入ったハーブを、自分で育て方を模索しながら育てることです。
この記事は迷ったときの参考にしていただければ十分ですので、是非、ガーデンコーナーのハーブを見て、運命の1株を見つけてみてください。

この記事を書いた人

日高なつ
日高なつ
以前は某技術職をしていたが終電&タクシー帰宅の生活に体力の限界を感じ、転職。
現在はほぼ定時退社、帰宅したらペットに癒されつつガーデニング、アクアリウム、オタク趣味、小説執筆に精を出す日々。
Lilconoでは動物のことや、女子のお役立ち情報等も語らせていただくかと思います。
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