日本で日本食と言えば思い浮かべるものは何でしょうか?懐石料理?お寿司に天ぷら、お膳に少しずつ様々なものがのっている膳?もちろんアメリカにもたくさんの日本食レストランはありますが、一番の人気を誇るのはHIBACHI(ひばち)と呼ばれる鉄板料理!!
Lilcono(リルコノ)ライターのるぃです。
HIBACHIって火鉢?しか思い浮かべられませんよね。もしかしたらこれは全米ではなく、この辺り南部だけなのかもしれませんが、広告などを見ていてもジャパニーズ・HIBACHIレストランとあちらこちらで見かけるのです。日本人としてはこれは確認しておかないといけません。
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そこで現地の人にお勧めされたHIBACHIで有名な日本食レストラン「Nagasaki Inn (ナガサキ・イン)」に行ってみました。建物の出で立ちも日本レストランらしき様子。
日曜の夜だというのに、大人気の店内はなんと鉄板を囲む形のテーブルが5つほどセッティングされていて、鉄板を囲んで客は隣同士に座り席が埋まるように相席です。メニューは「HIBACHI ディナー」からステーキ、チキン、海老やメインになるものを選ぶとコース料理として汁物・サラダ・ご飯と炒めた野菜などが付いてくるというもの。選ぶメインによりますが15ドルから25ドル位の価格帯です。シェフ帽をかぶったシェフが鉄板の後ろに立ち、豪快な包丁さばきを見せてくれます。ジョークを言って笑わせたり、エビをウサギの形に手早く切ったりとエンターテイメントショーのようです。
まずはオニオンやズッキーニを華麗に炒めて、鉄板を囲んで座る8人に8等分にわけて各自の皿へ運び、チャーハンをたっぷりのバターで焼き上げ、それから各自のオーダーに合わせてステーキ、チキン、エビやロブスターに火を通していきます。お肉はオーダーの焼き加減にそれぞれ仕上げてくれます。その後マッシュルームを炒めてこれも各々のお皿に取り分けてくれます。
大人のアメリカ人でもお腹いっぱいになるボリュームです。その間にもシェフが切り落とした肉の油身部分をコテでポンと投げ上げ、逆の手に持つポットに後ろ手でキャッチする。鉄板に流し込んだ油に着火し大きな炎で観客を魅了します。これが日本食レストランの「HIBACHI ひばち」?!日本食にこんなのありましたっけ??一体誰が発明したのか、日本の何処から輸入したのか、なぜこれが日本食として定着したのか?寿司も刺身も天ぷらも含まないこの日本食の「HINACHI」、頭の中にハテナマークを残しはしますが、楽しめることは確かです。
旅行中に「HIBACHI」という看板を見かけたら、日本人として確認する価値ありです。もしかしたら、そのうち逆輸入された「HIBACHI」レストランが日本にオープンする日も近いかもしれません。
この記事を書いた人
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英語科卒。百貨店と貿易物流会社を経て、カナダ・バンクーバーにてマーケティングとギャラリーマネージャーを経験。
帰国後、某大手企業にて翻訳/通訳/事務を通して日本と米国を行き来。
Foodieとしてレストランやカフェに通うと共にアラサーの体をいたわりホームクッキングにも精を出している。
安くて良いものを探す関西人魂は海外でも健在。海外から様々な切り口でライフスタイルを執筆。
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