2009年、東京都立川区で結成されたポストロックバンド「あいくれ」。ロッキング・オンが主催するアマチュア・アーティストコンテスト「RO69JACK 2015 for COUNTDOWN JAPAN」で一次選考通過したことから徐々に知名度を上げ、2015年2月に新宿Motionで行われたツアーファイナルでは、チケットがソールドアウト。彼らに対する注目がにわかに高まっている中、これまでのルーツや、2016年1月15日にリリースした1st E.P「アポトーシスの愛し方」について、じっくり語っていただきました。
(左から)Gt. 小唄さん/Dr. こめたにさん/Vo. ゆきみさん/ Ba.ホンジャマカ・斎藤・TAKAYUKIさん(以下、敬称略)
どうしても自分が歌う居場所が欲しかった(Yukimi)
——まず、結成までの経緯を教えてください!ゆきみ「メンバー全員高校が同じなんですけど、私たちの学校には“ポピュラーソング部”と“軽音部”があったんです。普通に考えると”軽音部”の方が、バンドやってそうじゃないですか。でも、“軽音部”は金管もあるようなビックバンドばかりで、“ポピュラーソング部”が、いわゆるバンドをやる部活って感じだったんです。このメンバーで結成したのも、ベース以外が同じ“ポピュラーソング部”だったことがキッカケですね。部活の中で、私が率先して『バンドやりたい!』って声をかけました。」
こめたに「ベースの彼は“軽音部”って響きだけで、そっちに入部しちゃって。でも高校3年の途中くらいから、僕等の部活に入って来たんですよ」
——ゆきみさん発端でバンドを組んだということですが、そもそも音楽をやりたい!って思ったきっかけは?
ゆきみ「正直、バンドじゃなくても良かったんです(笑)でも、どうしても“自分が歌っても良いよ”っていう居場所が欲しかった。なので、高校を選ぶ時点で、バンドができそうなところを探していたんです」
——幼い頃から歌が好きだった?
ゆきみ「そうですね。小さいころからずっとピアノをやっていました。小学校、中学校と成長するごとに、歌うことが好きだなって気付きました。高校は歌やろう!って」
ゆきみ「ずっとクラシックをやっていたので、正直、なんで自分がバンドやっているかわかなくて(笑)。でもバンドを始めて、やっとバンドの魅力を知りましたね」
今の世界観は他にも通ずるものがあると思う(こめたに)
——あいくれは独自の世界観が評価されていますが、その世界観は最初からあったものですか?ゆきみ「最初の2年間、私たちはコピーバンドとして活動していたんですよ。そのあとオリジナルをやりだしたんですけど、特に話し合って“この世界観でやろう!”っていうのはなくて」
こめたに「多分、今の世界観になった一番の要因としては、僕が高校のとき、先輩バンドのサポートをやっていたことがキッカケですね。一年くらいツアー一緒にまわって、そのときに俺もちゃんとバンドやりたいなって思ったことと、その先輩バンドからの影響もかなり強くて。でも彼らはハードコア系のバンドなんですけど」
——ハードコアをやりたい!とは思わなかったですか?
こめたに「ハードコアやりたい時期もありましたね。でもハードコアに限らず、今の世界観は他にも通ずるものがあると思って」
ゆきみ「彼は、ハードコアのバンドをずっと観て来て、私はクラシックという成り立ちがあって、ギターはロックが好きでベースはパンクが好きで。みんな聴いてきたものがバラバラなんですよ。その4人が合わさって、今の形が勝手に生まれたのかなって思います」
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異なるジャンルで育って来たメンバーが出会うことで、現在の世界観が完成したというあいくれ。次回は、彼らの楽曲の作り方などをお伺いします!
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タイトル:1st E.P.「アポトーシスの愛し方」
リリース日:2016.1.15
収録曲:M1.ハロー ハロー ハロー/M2.身体を伝う/M3.ニューロンの記憶/M4朱色のソファから/M5.生命の線路/M6.今日と生活/M7.なんとなくの日常
品番:ai-0001
価格:¥1,080(tax in)
展開店舗
HMV立川 タワー 立川立飛店・新宿店・池袋店・町田店・札幌店
※HPからネット販売もしています。
ライブ情報
『アポトーシスの愛し方講座TOUR』
・2/6 大阪 心斎橋 FANJ towice
・2/11 長野 松本 ALECX
・2/12 千葉 柏616
・2/15 大阪 北堀江 club vijon
・2/16 神戸 三宮 ART HOUSE
・2/26 東京 八王子Match Vox
・3/7 東京 下北沢ERA
・3/13 東京 下北沢Beat Happening!サーキット
・3/17 神奈川 関内Bay Jungle
・3/20 新潟 CLUB RIVERST
◇TOUR FINAL
・5/15(SUN) 新宿MARZ
あいくれオフィシャルサイト
この記事を書いた人
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神戸出身。音楽業界で様々な業務を経て、現在デザイナー&映画ライターとして活動中。
ライブやフェス、舞台等、感動を直接肌で感じれる場所が大好物。
音楽、映画、海外のお役立ち情報を随時発信中。
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